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アクア・スイミング最新動向&養成・求人情報2020年のオリンピックに向けて活気づくジュニア市場やファンクショナルトレーニングが注目される中、水中ならではの機能改善効果が改めて見直されるアクア市場。アクア・スイミング業界動向と、この分野で活躍する方法を探る。アクアプログラム指導者ニーズの動向 今から5、6年前にフィットネスクラブ利用者の人口はピークに達し、現在は横ばいというものの、プールの利用者はかなり減ってきています。その理由を考えると、プールは水泳をするお客様がメインで、4年に1度オリンピックの年にピークがくる。つまり波があるということです。さらに明らかなことは、陸上と水のプログラム本数はおよそ10対1で水のメニューが圧倒的に少ないということです。陸は5年前のメニューと今はだいぶ違っていて、環境の変化に対応していると思います。お客様のニーズに合わせて、プログラムもインストラクターも増やしている、変化しているところの違いですね。現在の水中指導業界の問題と課題 今問題なのは、業界関係者が、プールの新規顧客は本当に必要か、考えているかということです。現在の日本の人口は、既に4人に1人が高齢者となっていますが、このままではこれからお話を聞いた方今野純さん日本におけるアクアエクササイズの第一人者。全米アクアエクササイズ協会(AEA)・米国アクアセラピー&リハビリ研究所(ATRI)顧問。「スイミングコンセプト」「アクアフィット」他著書多数。10年間、一生懸命やっても、既存顧客数は大きくは変わらないと思います。このままでいいのか?という問いに対してこのままではいけないと考えるクラブがあるとすれば、どうやって活性化すればいいのでしょうか。 高齢者や不元気な人は、元気な人と陸上で同じことをやろうとすると元気な人よりもリスクが高いですが、水の中ではその負荷を軽減してくれます。スタジオやジムより、アクアエクササイズはハードルが低いですし、安全性が高いです。しかし、今までプールに来なかった人や、入会しようと思わなかった人を入会させるためには〝居場所〞を作ってあげないといけないですね。どういうプログラムなら出来るのか?対応できるスタッフを養成するのか、外部スタッフに外注するのか、などは今後考える必要がありますね。将来的なフィットネスクラブのあり方 現在のプールのあり方は、こう区分されると思います。EXCLUSION/除外不元気なひとは対象外(多くのフィットネスクラブ)SEGREGACION/分離元気な人と不元気な人が、別々の施設で運動する。経営者は同じで施設は個別に運営。INTEGRACION/統合元気な人と不元気な人が、同じ施設で運動する。入口・出口は違うがジム内でデイケアも運営するような業態。INCLUSION/包括元気な人も不元気な人も、同じ空間で運動する。 将来的に、日本のプール利用人口を増やすためには、これからはどんな人でも同じ空間で運動できるようにしたほうが良いと思います。海外の指導者動向 海外では、単純な動きの繰り返しより、楽しく、モチベーションを高められるプログラムが増えてきています。いま、世界でトップ25の指導者を選ぶとすると、半数以上はラテン系の指導者です。ラテンのリズム感や音楽がより重要になってきています。また、運動強度もベルカーブを描くよりも、強弱の繰り返しの、サーキット形式のものが増えています。また、前へ前へ蹴るというような動きより、後ろへの動きにアプローチしています。ショートプログラムがアクア・スイミング指導者ニーズのトレンド増えていることも特徴です。長い時間だらだらとプログラムを行うより、リラクゼーションやメディテーションを入れて、メリハリをつけたほうが良いという考えですね。水泳指導者・スイミングスタッフ募集企業オーエンス大阪支店 グローバルシステムズジョイフルアスレティッククラブジェイアール東日本スポーツイオンリテールジェイマックスヒューマンスポーツアクアビクスインストラクター募集企業グローバルシステムズジェイアール東日本スポーツスパ&スポーツユアーゼクシスヒューマンスポーツプールで働こう!スイミング・アクアの募集企業SWIM・AQUASWIM・AQUA詳細は、次ページ以降ののついた求人情報をご参照ください。44July,2014 www.fitnessjob.jp

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