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16February,2014 www.fitnessjob.jp 大手フィットネスクラブの中でもいち早く介護予防事業に参入したルネサンス。これまでにリハビリと運動による機能改善に特化した通所介護施設6店舗を運営している。その1号店として2012年5月にオープンした「ルネサンス リハビリセンター大船」でトレーナーとして働く高橋文也さん。理学療法士や看護師、生活相談員とチームで、お客さまの指導にあたっている。 高橋さんは新潟出身。故郷は高齢化が進む小さな町で、運動する場所も機会も限られた環境。近所に住む顔なじみのおじいちゃんやおばあちゃんの姿が街で見られなくなり、独居で閉じこもりの方が増えている現状を知るにつけ、自分の故郷の人々が元気に生活し続けられる環境づくりをしたいとトレーナーを目指すようになった。専門学校ではインストラクターになる勉強をしたが、実習でルネサンス長岡に行ったことが高橋さんの人生を大きく前進させた。 「長岡クラブではスイミングコーチの仕事が中心でしたが、近くで見ることができたトレーナーの仕事に興味を持ちました。トレーナーの仕事をもっと学びたいとクラブの上司に紹介して貰って、港南中央クラブに見学に行きました。スタッフの先輩たちがとても快く対応してくれて、自分と似た目標を持った先輩とも出会えて、『ここなら成長できる!』と思ったんです。すぐにアルバイトとして働かせて貰おうと決意し、上京しました」 単身新潟から神奈川に居を移し、港南中央クラブで働き始めると、間もなく介護予防事業での運動指導の仕事に携われるようになった。さらには同社が新たに始めようとしていたリハビリセンターで仕事ができるチャンスが舞い込んだ。新しいことにチャレンジしたいと思っていた高橋さんは、すぐにその仕事に就くことを決意。現在働くリハビリセンター大船店のオープニングから携わった。そして、その仕事ぶりが認められ、港南中央クラブに来て1年半が経った2012年10月、晴れてルネサンスの社員となり、充実した日々を過ごしている。 「こんなに早く自分がやりたかった仕事に近づくことができて、理学療法士や看護師の方々からも間近で学ぶことができる恵まれた環境にいられることを本当にありがたく思います。ここでは、理学療法士がリハビリの専門家、トレーナーは運動の専門家として位置づけられていますが、自分なりにも動作分析について書籍や実践から学んで、少しずつお客さまの不安に対してそれを改善したり、気づきや希望を感じていただけるようなサポートができるようになってきました。ただ、現場では教科書どおりにいかないことばかり。まずは人生の先輩たちに新たな〝きっかけ〞が提供できるよう、精進していきたいと思います。将来は、できればルネサンスの社員として故郷の新潟で高齢者向け施設の運営に携われたら最高です」故郷に運動が続けられる環境をつくるルネサンス リハビリセンター大船介護予防運動指導員 健康運動実践指導者高橋文也さん(23)様々な人と出会い、新たなチャレンジに繋げる2014年の目標好きな言葉きっかけ

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