NEXT79
20/68

ダンスエクササイズで魅せる!エアロビクスでなくダンスエクササイズとして魅せる5つのコツ編ダンスエクササイズのワールドプレゼンターとして日本を代表する竹ヶ原佳苗さん。その魅せる力は、現在63期を迎えるリトモス養成コースのほとんどを担当してきたことが大きいと話す。「教うるは学ぶの半ば」という諺があるとおり、人に教えようとすることで、自分自身が学び練習することになる。竹ヶ原さんが、養成コース講師として身に着けてきた「ダンスエクササイズで魅せる」コツを伝授する。竹ヶ原佳苗さんの竹ヶ原佳苗さん株式会社TAKE-G代表。リトモスマスタートレーナー大学時代まで軟式テニスの選手として全国レベルの大会で活躍。卒業後フィットネスクラブ社員となり、その後海外のフィットクラブやイベントなどで幅広く活躍。日本人のワールドプレゼンターとして世界に最も知られる存在となっている。株式会社文教センターアスリエのアドバイザーとして、インストラクターの育成や商品開発にも携わる。その1その3その2その4エアロビクスはシンメトリで一定のリズムに合わせた動きが特徴。それに対してダンスレッスンではアクセントをつけることで、ぐんと「魅せる」コリオにすることができる。レッスン構成も、最初から100%のエネルギーで動くよりも、コリオを伝えるところではエネルギーを少し抑え、参加者の表現力を一番引き出したいところで、自分も100%のエネルギーで動くなど、メリハリをつけることで高揚感や一体感をより引き出すことが可能になる。ダンスエクササイズの特徴の一つがアシンメトリーのコリオ。シンメトリのコリオに挟み込んだり組み合わせることで、クロスフレージングが楽しめる。単にコリオを組み合わせたり、レイヤリングをかけるだけでなく、差し込みや面替えを巧みに活用するだけでエキサイティングな「魅せる!」レッスンにすることができる。エアロビクスは体幹部の“正しい”アライメント維持することを重視するため、重心をセンターに置いておくことがほとんど。ダンスエクササイズでは、この重心をセンターからズラす、動きによっては重心を大きく動かすことで、表現力を高めることができる。例えばサイドマンボでは踏み出した足にしっかり重心を乗せていく。重心の動きもダンスの表現力を高める。エアロビクスのウォーキングやステップタッチは、ビートに合わせて踏み込む(ダウンビート)のに対して、ダンスエクササイズではビートに合わせて重心を上方向に引き上げるアップビートの動き。これができるだけで、ぐんとダンスっぽくなる。まずはウォーキングだけで、エアロビクス(ダウンビート)、ダンスエクササイズ(アップビート)、ヒップホップ(体幹部の動きを伴うダウンビート)の違いを自分の身体で確認しよう。エアロビクスの直線的な動きに対して、ダンスエクササイズの動きには曲線的な動きや、さまざまな角度の動きが組み合わされていく。ここで「魅せる」うえで拘りたいのが、ちょっとした動きの角度や、足の着き方など。ポーズをとる時の肘の向き、顔の向き、足をつくときに足全体をつけるのか、つま先だけをつけるのか。その小さな違いが大きな表現力の違いに繋がる。ジャズスクエアなどの足幅も、自分の身長に合わせた適切な幅で動くことで、シャープさやエレガントさが出せる。動きに強弱、レッスンにメリハリをつけるアシンメトリーのコリオ差し込みなどで、クロスフレージングを入れる重心をセンターからズラすアップビートの動きを身に着ける細部にこだわるLesson02その5特別講座重心をずらすとダンスらしい表現にかかとに注目。細部の違いで全く印象がかわる足幅を自分の身長に合わせるだけでシャープな印象にビートに合わせて重心を上げる20October,2013 www.fitnessjob.jp

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です