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体幹・コアトレーニングとして充実感が得られるグループピラティストラッピーズアーティストとして活躍中、空中ブランコから落下して背骨を損傷。その古傷が数年後に痛みだしたことをきっかけにピラティスを始めた。それまでも様々なトレーニングを1日数時間かけて毎日のように行なっていたが、ピーク時の身体を維持することが難しくなっていたこともあり、トレーニング内容を見直そうとピラティスに専念。確実に身体が変わっていき、無駄な筋肉が落ち、必要な筋肉がついて、楽に動けるようになるなど効果を実感。フィジカルとメンタルの深い関係にも興味を持ち、以来ピラティスを追求してきた。体幹やコアが注目されている今だからこそ「体幹やコアトレーニングに興味を持つ男性の方の参加が増えています。単に身体をシェイプしたいというだけでなく、趣味で行なっているゴルフやランニングなどのパフォーマンスアップに繋げたいという目的をお持ちの方が増えているのを感じます」 そう話すのは、BASIピラティス新宿店でマネジャーを務めるMohiさん。自身もインストラクターとして活躍している。BASIピラティスで高い集客力を持つビギナーフローは、比較的ダイナミックなポーズを連続して行うグループレッスン。座位→仰向け→うつぶせの姿勢でのポーズを次々に流れるように続けるのが特徴。パフォーマンスアップを望むアクティブなエクササイズを求める人が、そのチャレンジングな内容に充実感や達成感が得られる内容となっている。 「ピラティスがいくら価値の高いエクサササイズだと言っても、的確なリードがなければ『しんどいだけで何だか分からない』と感じてしまいやすい側面があります。また、マットでは体幹部の安定と強化が中心となり、寝た姿勢か座った姿勢でのエクササイズになります。そのため、下半身の強化や四肢の動きのパフォーマンスアップという点では、どうしてもイクイップメントを利用してプライベートレッスンやスモールグループで行うことが必要になります。ピラティスに興味を持っても、いきなり有料のプライベートレッスンを利用する人は少なく、いかにマットでピラティスの価値や効果を伝えられるかが大きな課題です。ビギナーフローでは、身体を動かしながら、自分の身体や動きに集中するような声がけをしていきます。レッスン前後のロールダウン・ロールアップや、前半と後半に同じ動きが出てきたときに、1時間のレッスンだけでも自分の身体や動きが変わることが実感できるようにも配慮しています。集中して自分の身体を向き合うことで、メンタル上もリフレッシュできることも、参加者の方々のモチベーションに繋がっているようです」ヨガとのクロストレーニングで、ピラティスの浸透図る Mohiさんが今注目するのが、ピラティスとヨガのクロストレーニング。BASIのビギナーフローのレッスンがアシュタンガヨガに似ていることから、その両方のエッセンスをトレーニングに採り入れることで、より日常やスポーツなどでのパフォーマンスアップに繋げられる可能性があると話す。「ヨガとピラティスは、実は対極にあることも多くて、両方の要素を上手く組み合わせることで、とてもいいエクササイズになると感じています。例えばマットピラティスでは寝ている姿勢が中心ですので、ヨガで立位の姿勢をとることで、ピラティスで練習した体幹の使い方がより実践的に練習できます。また、ヨガで意識を向けるのは『チャクラ』や『気の流れ』など目に見えないものであるのに対して、ピラティスが意識を向けるのは、実在する筋肉や関節など。また、ピラティスは動きの質を高めようとストイックになりがちですが、ヨガでは『そのままで美しい』という考え方なので、エクCASE 05ササイズでストレスを感じることなく自分のペースで行えます。このように、それぞれいい部分がありますので、ヨガをやってきた人ならビギナーフローを、ピラティスをやってきた方ならアシュタンガヨガをオススメします。また、ヨガもピラティスもこれから、という方にも、トレーニング要素が多いこの2つのエクササイズには親しみを感じていただけると思います。フィットネストレーニングにヨガとピラティスのエッセンスが加わることで、より効果が出やすく、長く続けていただくことができると感じます」PILATESStoryMohiさんとピラティス14June,2012 www.fitnessjob.jp

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