next62
42/68

Businessた。それよりも、きちんと専門的な知識をもった人がチームになってサポートするべきだと考えました」 トレーナーとして独立してから約2年。クライアントも徐々に多くなり、講演や監修などの仕事も増えていた。1人でこのまま進めていくことに限界を感じ、会社設立を決心した。 会社を設立しジムを構えると、それまでのクライアントのほとんどが吉田さんについてきてくれた。また、日頃から幅広い交友関係を築いてきたことが奏功し、各分野のスペシャリストが吉田さんの考えに共感して 吉田輝幸さんが代表取締役を務める株式会社PCPは、「身体を変え、常識を変え、世界を変える」を企業理念に掲げて事業を展開している。同社は、吉田さんをはじめとしたパフォーマンスコーチのほかに、管理栄養士、理学療法士、鍼灸師などがチームとなって働き、ひとりのお客さまに対して様々な方向からサポートできるシステムをつくっている。 このようなかたちで事業を展開し01アスリートと接しながら要望に応じる方法を模索ようと考えたのは、自身の経験からである。吉田さんは同社を立ち上げる前の約2年間、トレーナーとしてフリーで活動していた。そのなかで、アスリートから悩みを聞いても自分自身の技術だけではサポートしきれない部分が多いと感じることがあったのだ。「クライアントから多方面の要望をいただいたとき、応えられずに歯がゆい思いをすることが多々ありました。なんとかしたいという気持ちはあるものの、ひとりのトレーナーが運動も栄養もリハビリも指導できる状態がいいとは思っていませんでしPhoto:島崎 信一Dream, My My ビジネスで夢をかなえるguestvol.025専門分野を活かしたサポートチームをつくり、世界進出を目指す株式会社PCP 代表取締役Profile1975年埼玉県生まれ。中学から大学まで陸上競技を行い、日本選手権400mリレーで三位の成績。国士舘大学体育学部卒業後、1997年よりトレーナー派遣会社に勤める。2007年にフリーランスとなり、アスリートを中心にパーソナルトレーニングを行う。2009年、株式会社PCPを立ち上げた後、東京都江東区にPCP CENTERをオープン。吉田輝幸さん42May,2012 www.fitnessjob.jp

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です