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ることは当然ですが、体型に関しても「痩せる」のではなく「キレイな体」「使える体」が求められていると思います。そのことに気づいているママが多いので、指導者もそれに応える技術が必要になってきているということなんですよね。小林 今後も、参加者の特徴やニーズに合わせてプログラムを変化させていくことが必要ということですね。ありがとうございました。〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5-25-1 TEL.03-3725-0071 FAX.03-3723-9206HP: http://www.j-m-f-a.jp E-mail info@j-m-f-a.jp協会プログラムにご登録に頂き指導することができますマタニティフィットネスのプロになる!小林香織一般社団法人日本マタニティフィットネス協会理事 産後女性のための運動プログラム「ママフィット」がスタートして1年。昨年の春より6回の講習会で多くのママフィット認定インストラクターが生まれました。今回は、現場での指導、講習会での指導者育成に携わっているお二人にお話をおうかがいします。小林 ママフィットがスタートして一年たちましたね、現場の反応はどうですか?岡嵜 赤ちゃんが泣かないのでレッスンの進行がスムーズですよねー。山口 以前の立位からスタートする方法(アフタービクス=以下AB)だとレッスン開始と同時に赤ちゃんが泣いてしまってママが運動できないケースもありましたね。赤ちゃんが泣いてしまうと、ママはエクササイズできず、せっかくレッスンに参加しても不完全燃焼…(笑)。岡嵜 最近は、赤ちゃん連れでレッスンに参加、が産後のエクササイズのスタイルですから、赤ちゃんも満足できる環境づくりは重要だと思います。ママフィットはママと赤ちゃんとの距離をいきなり離さず、座位からスタートしているというところがポイント。赤ちゃんと一緒でも、ママが完全燃焼(笑)出来るようプログラミングが考えられていますよね。小林 完全燃焼といえば脂肪燃焼(笑)。ABとママフィットの違いの一つに有酸素運動のボリュームがありますよね。ABに比べると半分以下ですが参加者に戸惑いはありませんでしたか。岡嵜 ママフィットは有酸素運動に入るまでに、動かしにくくなっている部位を集中的にほぐしたり、弱くなっている体幹部の強化などでしっかり体を動かしているので、汗も十分にかけ満足度も高いと感じます。有酸素運動のパートが短くなったことでの不満は無いですね。逆に、参加者からは、「妊娠前より体がしまった!」とよく言われます。私から見ても確実に変化がわかり、産後の身体がきれいになっていくのがわかるんですよね。山口 効果が見えるのは大事ですね。産後は育児に忙しく、なかなか自分の身体を見つめる時間がないですからね。ママフィットは、エクササイズの目的や方法を十分に説明しながら行いますよね。だから、実施するママ達も自分の身体のことを考えながらエクササイズに取り組めるということが効果、キレイにつながっているんじゃないかな。小林 なるほど、参加したママからの反応はいいようですね。指導者からの反応はどうですか?山口 講習会などのアンケートを見ると「明日から使える」「現場ですぐできる」等、すぐ実践できるという声が多いですね。従来のABでは有酸素運動を軸に体力や体型のコントロールがメインでしたが、現在の産後の女性の体はそれだけでは不十分なんですよ。岡嵜 そうですね。体力を向上すママフィットスタートから1年!産後は「痩せる」のではなく「キレイな体」「使える体」が求められているんだな、と感じます左:山口真澄(日本マタニティフィットネス協会ディレクター)右:岡嵜悦子(日本マタニティフィットネス協会ゴールドインストラクター)

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