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2015.10.28 水

スイマーのためのファンクショナルトレーニング

トレーニング

日本代表競泳チームトレーナーによるファンクショナルトレーニング講座!

STEP1 ストリームラインをつくる胸郭と股関節の動きをつくる

「水泳には、ストリームラインという、指先からつま先までを一直線にする姿勢があります。この姿勢を作るには、肩の柔軟性が必要と考えられていたため、肩をピンポイントで柔らかくするための柔軟運動を行って、肩に負荷を掛けすぎていました。
それによって肩関節がルーズになったり、骨がぶつかり合って痛みが出たりしていたのです」

しかし、本来ストリームラインの姿勢を作るときには、肩の柔軟性ではなく、肩甲骨と胸郭、それと股関節の柔軟性が必要だ。肩甲骨を開いたうえで挙上させる動きができれば、腕はスムーズに持ち上がる。さらに手を上げた状態で、胸郭が広がることで背中を真っすぐにした状態を作り出せる。肩甲骨と胸郭だけが柔らかくても、骨盤が前傾した状態で固まっていては腰が反ってしまうので、腰痛の原因になる。そこで、いわゆる腹圧と呼ばれている体幹部分を内側に締める動きを行い、骨盤を後傾ぎみにさせる。こうして、ようやく水の抵抗が少ない、理想のストリームラインを作り上げられるのだ。

肩甲骨を動かす、ということはある程度浸透していましたが、胸郭と股関節が固まっている選手は多かった。
特にみぞおち付近にある、胸郭下部が全く動かない。なので、まずは胸郭の柔軟性を十分に出してあげよう、ということで、様々な運動を取り入れました」

そのひとつが、片脚を斜め前に出し、身体を真横に倒すようにして胸郭を広げるストレッチ。競泳選手たちはこれも普段から行ってはいたが、股関節やハムストリングスのストレッチとして行っており、目的が全く異なるものになっていた。

「本来は胸郭と股関節の可動域が先で、その次に腹筋や背筋、ウエイトなどのトレーニングがこなければなりません。競泳選手の多くは、それが反対になっていました。まずは、モビリティーファースト、根本から身体を動かせるようになることが大前提なのです」

STEP2-3では「左右のバランスを意識したトレーニング・体幹を締めた状態で手足を伸ばす、動かす」をお伝えします。

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