クラブビジネスジャパンでは、2019年3月に東京・名古屋・大阪でフィットネス&スポーツ業界向け新卒イベントを開催する。
新卒採用をすすめている企業で、実際に働くみなさんの声を紹介する。
リクルートフェア詳細はこちら
フィットネスクラブの店舗責任者である、マネージャーや支配人の仕事はスタッフの育成、入退会や予算の管理、施設品質の管理など多岐に渡る。
彼・彼女らはどのような道を辿り、何を目指しているのだろうか。入社のきっかけやこれまでの苦労、仕事の楽しさ、今後の目標について訊きました。
【お話を訊いた方】
石橋産業開発株式会社
フィットネスクラブ広尾フロントコンシェルジュ サブチーフ市川 愛奈さん
1989年愛知県生まれ。名古屋学芸大学短期学部卒。
ヨガ未経験でインストラクターの資格を取得し、指導者としての活動を開始する。2017年1月入社。2018年より現職。
市川さんの経歴は一風変わっている。何となくやってみようかな、と一度もヨガをしたことがない状態でインストラクターの資格取得を目指したというから面白い。「インストラクターとして働き始め、改めてヨガの魅力に気付き、自分にとって天職だと感じました」当時はまだ地元の愛知県にいたが、東京のヨガスタジオにも興味があり、調べていたところ見つけたのがフィットネスクラブ広尾だった。
ホームページでスタッフが書くブログを読むうちに、その人となりやお客さまを大切に思う気持ち、アットホームな雰囲気を感じ、働きたい想いを強くしていった。念願叶い2017 年に入社し、フロントスタッフとして勤務を開始。ヨガのレッスンは代行やイベント時など単発なものであった。
「フィットネスクラブ広尾自体が好きだったのでフロント業務も楽しんで行うことができました。もっとレッスンをもちたい、という気持ちもありましたが、『今はフロントをがんばれば、いつか自分のレッスンをもてるようになる』。そう考えて目の前の仕事一つひとつに全力で取り組みました」
その努力が周囲の目に留まり、2018年にはフロントコンシェルジュのサブチーフに昇格。担当するヨガレッスンも増え、現在は週に8本ものレッスンを受け持つ。
フロントにおける重要な業務の1つが見学対応だ。見学を希望して来館された方にクラブの魅力をどう伝えるか。
悪い印象を与えれば二度と来ていただけないかもしれず、その重要性からベテランスタッフに担当させるクラブもある。「回数を重ねていくと、お客さまが不安に思っていることなどがわかるようになりました。すると徐々に見学からの入会率が高まり、対応を任されることも増え、大きな自信になりました。なによりも、入会は、私の好きな場所を使ってくれる方がまた増えるということ。そのことがとてもうれしいです」
今では幹部ミーティングにも参加しており、運営のより深い部分に携われることもやりがいだ。
「私のような若手スタッフも自由に発案できるため、このクラブをより素敵な場所に変えていくにはどうしたらいいか、考えることが楽しくなりました」2つの役割を全うし両者で必要とされたい「どちらの部門でも、いなくてはならない存在になりたい」と語るように、市川さんはこれからもフロントとヨガインストラクターを担っていきたいと考えている。
同社では、入社後すぐに行われる新人研修はもちろん、新人スタッフ一人ひとりに最適な人物を教育者にすえた指導が用意されている。さらにその後も定期的に研修が実施され、常に学び続けられる環境が整う。市川さんも、2足のわらじを履きながら、さらなる上を目指してスキルを磨いていく。