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ストレスを軽減する「マインドフルネス」③


「マインドフルネス」という言葉を聞いたことはありますか?

意識を「今」に集中することで、集中力向上やストレス軽減に効果がある瞑想法です。

意識を身体に向けることで瞑想同様のマインドフルネス効果が得られると、今、ヨガやピラティスが注目されています。

マインドフルネスの研究が各所で進むなか、うつ病や不安などの精神疾患の症状が改善されるエビデンスも数多く認められています。

ピラティスにおけるマインドフルネス

私は2015年にマンドフルネスという言葉を知りました。

調べてみると、「今ここに意識を向ける」「身体を動かしてみて、どんな感じがするかに意識を向ける」など。
これはピラティスでいつもやってることです。

ピラティスの経典ともいえるジョセフ・ピラティスの著書『ユアセルフ』を紐解くと、序文に共通するコンセプトが書かれています。

「心と身体のバランスが大切で、そのバランスをつくる方法が、自分の意識を自分に向けること」。

そこには「マインドフルネス」いう言葉こそないものの、同じコンセプトが、ピラティスには貫かれています。


このコンセプトは、ロリータズピラティスにも受け継がれており、「今ここに意識を向けなさい」という指針が示されています。

また、「未来や過去への雑念をいったん全て取り除いてから、スタジオに入りなさい」という教えもあります。

5分間で心と身体を統合

私が学んだロリータズピラティスには、「プレピラティス」といマインドフルネスの時間が、ワークアウトに入る前に必ず設けられています。

5分程度を使って、座位や仰向けの状態で呼吸に意識を向けた後に、身体を動かしながら、身体がどのように動いているかに意識を向け、心と身体を統合していくのです。

ピラティスに取り組むときには、この時間が最も大事だともいわれています。


そのうえでワークアウトに入りますが、そのときに大切なのは、指導者と生徒の両方がマインドフルであること。


「マインドフルネス」を意識してピラティスレッスンを提供していると、心への効果も確かに認識できます。

レッスンが始まる前にざわついていたり、落ち着かない雰囲気があるときも、プレピラティスをしていくうちに、雰囲気が静まり、客さまの目線が定まってくるのです。

そして、レッスンの最後には立位の状態で「ポストピラティス」を行い、改めて心と身体を統合させて日常に戻ります。

すると、レッスン後には、明らかに会話の中にポジティブワードが多くなります。

これが習慣になると、心も身体も安定した状態が続きます。

お話を聞いた方
櫻井淳子さん

い
ピラティスメソッドジャパン株式会社代表取締役
元物理学研究者。妊娠・出産における酷い体調不良をきっかけにピラティスに出会う。日本にピラティスの真髄を伝えたいという信念のもと、第一世代指導者のロリータ・サン・ミゲェルさんに師事。第二世代ピラティスティーチャーとして、ピラティスの普及に努めている。

NEXT 2017年1月号より) 



☆LIVE編集部

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