第57回目となるフィットネスベンチャー研究会(FVL)では、「使えるCRM(顧客関係性マネジメント)」をテーマに、中小・ベンチャー、そして中堅・大手の各プレイヤーにふさわしいシステムの開発~運用へのヒントを提供します。

一人目の講師は、東京大学卒業後、グーグルに就職、その後グリーを経て、クービック株式会社を創業した同社代表取締役倉岡 寛氏。クービックは、サブスクリプション型の予約管理サービスなどを開発~提供している企業で、ヨガスタジオ、24時間セルフ型ジムなど、多くのフィットネス施設に利用されています。倉岡氏には、マイクロジム、ブティックスタジオ等の施設・サークル活動・養成コース等の集客を促進し、クラスへの参加予約・管理の利便性をぐんと高めるとともに、顧客との関係性を強化していくことを、リーズナブルな管理コストでしていく方法について、詳しくお話しいただきます。特に、中小・ベンチャーのトレーナー・インストラクター経営者の方々には、大いに参考になることでしょう。

 二人目の講師は、株式会社ジ・アイ取締役事業開発責任者折下恵太郎氏。実際のフィットネスクラブを30年にわたり運営してきた実績をもとに会員継続を支援するCRMシステム「ON DIARY(オンダイアリー)」を開発。このシステムは、「プログラム作成支援」「習慣化支援(アプリ)」「会員マネジメント」の3つの特徴を備え、運用の成果として継続率や入会率の向上を実現します。既にその成果は実証済みです。同氏に、退会率を劇的に改善するクラウド型プラットフォームの開発、運用のキーポイントについて詳しくお話しいただきます。特に、中堅・大手のプレイヤーの方々が総合業態のフィットネスクラブのCRMシステムの開発、運用にあたる際に大いに参考にでしょう。

 今、サービス産業にかかわるプレイヤ―の間では、人とデジタルテクノロジーを組み合わせて、いかにCX(顧客体験価値)、LTV(顧客生涯価値)を高めるサービスをデザインするかがテーマとなっていますが、今回のお二人の講師のお話からは、そのヒントが大いにつかめることでしょう。たくさんの方々のお申込み・ご参加をお待ちしています。