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豊田通商、健康管理システム「からだステーション」新機能をリリース

2017.12.15 金 テクノロジー トレンドサービス

豊田通商株式会社は、同社が提供する健康管理システム「からだステーション」において、システム上で会員種別の拡張・区分を行うことで、従来のオプション(有償)利用に加えて、クラブ内外の全会員にサービス提供を行える新機能を2017年11月にリリースした。

従来のサービスでは、ウェアラブルを利用者へ貸与し、全てのサービスを利用できる会費外収益でのオプションサービスの提供が中心であった。

今回の新機能では、システムを導入しているクラブの全会員(個人会員・法人会員)、会員の家族・見学体験者・退会者にもスマホアプリやwebを通じて、サービス提供やデータ取得が可能になる。

従来の紙媒体で対応していたクラブ運営・マーケティング業務のデジタル化・効率化ができるだけでなく、会員とのコミュニケーション手段として、メール配信にプッシュ通知を追加でき、会員へのアドバイスや来店促進、スタジオ代行情報の配信に関する開封率向上も見込める。

運動・身体データの見える化に加えて、ランキングやスタジオ情報、トレーニング動画、健康コラムなどもアプリから閲覧ができ、会員への付加価値向上も実現が可能だ。

からだステーション 新機能リリース 導入クラブの全会員、見学体験者・退会者にもサービスを拡張

同サービスは専用ウェアラブル端末Karamo™を装着、またはスマートフォンアプリ内蔵の歩数計センサーによって、施設内・外の運動データが記録でき、会員との顧客接点の増加やサービス向上を実現し、会費外収益の獲得・退会率の削減をサポートする健康管理サービスとして、本年のSPORTEC2017でも業界関係者から大きな注目を集めていた。

「からだステーション」はフィットネスクラブ向けに開発された健康管理システムで、施設内・外の運動データや各測定機器と連動した身体データをクラウドで一元管理し、PC・スマートフォン・タブレットなどで閲覧することができる。

からだステーション 新機能リリース 導入クラブの全会員、見学体験者・退会者にもサービスを拡張2

会員の属性やクラブへの入会動機、目標に加えて、施設内外での歩数や消費カロリーなどの運動データや施設で測定した身体データを見える化することで、これまでできなかった会員の生活習慣にまでアドバイスの幅を広げることが可能となる。

タブレット端末5台、体組成計、血圧計の設置と、今秋にリリースをしたスマートフォンアプリを加えたシステム導入までをワンパッケージにして、初期費用は1店舗あたり60万円、利用料は月額6万円で利用することができる。新たにリリースをした会員種別の機能も、上記の従来費用のなかで、利用できるようになっている。

現在6店舗で「からだステーション」を導入している、ダンロップスポーツウェルネスでは、データの可視化によって、顧客とのつながり強化に「からだステーション」を活用しており、今後は総合型クラブに加えて、コンパクトジムや受託施設での活用も検討している。

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■【“テクノロジー”を活用したクラブ運営】運動効果の可視化により、顧客とのコミュニケーションを活性化 からだステーション(2017.7.26)

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また、昨年4月、運営する全店舗で「からだステーション」を導入した東急スポーツシステムでは、クラブ外で取得されたデータに対するフィードバックを積極的に行うことで、顧客のライフスタイルをトータルサポートする仕組みづくり行っている。

■データを活用しライフスタイルサポート型クラブへ アトリオドゥーエ たまプラーザ(2016.10.12)

https://www.fitnessclub.jp/business/news/trendservice/6359/

技術の進化に合わせて、フィットネスクラブでのIoTを使ったサービスも広がりを見せている。ユーザーの利便性向上に向けた「からだステーション」の進化に注目したい。

「からだステーション」プロモーション動画「いつでも、どこでも、つながる」
https://www.youtube.com/watch?v=iuZAwR1Cwuw

【からだステーションに関するお問い合わせ】
問い合わせ専用メールアドレス
support@asitae.net

問い合わせ電話番号
TEL:03-4306-3647
担当:土屋・白石・上野

からだステーション公式サイト
https://www.asitae.net/