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【ICT×フィットネス】2025年の生活者のフィットネスライフと生き残るクラブの条件

2016.09.18 日 テクノロジー

2025年のフィットネスクラブはどのように変化していると思いますか?

溝口:「ハイエンドクラブ」と「無人クラブ」への二極化が進んでいくのではないかと考えています。ハイエンドクラブは豪華で高単価クラブという訳ではなく、顧客の課題を発見し、解決に向けたソリューションを提供できるクラブです。これらのクラブは生き残っていくのではないかと思います。

今後、両者の中間にあたるフィットネスクラブは厳しい経営となるのではないでしょうか。 また、ここ十年くらいで小規模ジムやサーキットジムも含めて店舗数が急速に拡大したにも関わらず、フィットネス参加率は依然として3%前後のままです。この課題の解決に向けて、今後、フィットネスクラブの「都度利用」の動きがより活発化していくのではないかと思います。 先ほど述べたように、今後は意識をしなくともデータが蓄積されていく時代となります。そのデータをAIが分析し、極度に運動が足りていないときのみ、近くのクラブへの来館をプッシュ通知でレコメンドする。2025年にはこのような仕組みが当たり前になっているのではないかと思います。

福田:これまで、医療関係者の方とウェアラブル端末の活用方法について、お話しをさせていただく機会が多くありました。彼らが最も評価してくれるところは何だと思いますか?それは「継続的に生体データを把握できる」というところです。「そんなこと?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、医師は診察に来た時点での症状のみを診察し、患者の症状を決めなければなりません。

仮に、過去の生体データ情報が事前に理解できていれば、生活習慣病などの診断を行ううえで非常に役立つはずです。そういった意味では、フィットネス業界で先駆的にウェアラブル端末利用によるデータ取得が進むことで、医療機関などとも連携を深めるチャンスなのではないかと感じています。

fitbit生体データを活用した医療機関や保険会社との連携も一層加速するだろう

後半:ICT・AI時代にトレーナーやインストラクターが身につけるべき能力とは(9月20公開予定)

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【企画・構成】
株式会社クラブビジネスジャパン
オンライン事業部フィットネスビジネス編集部:庄子  悟

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