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“安全”と”エンタテインメント”を追求したスタジオ空間の創出

2016.07.05 火 トピックス[Sponsored]

お客さまのことを最優先に考え安全性を最重視

しかし、音響・照明設備のリニューアルに向けては大きな障壁が存在した。「すべてのスタジオでエヌエスイー社の設備を導入した場合、他社と比較し2割程度価格が高く、正直そこまでこだわらなくてもいいのではといった声もあった」

そこで江守氏はもう一つのコンセプトである安全性”について徹底的に他社製品との比較検討を実施した。

一般的な音響システムでは音に指向性があることから、聞こえやすいゾーンと聞こえにくいゾーンが出てきてしまう。インストラクターによっては、自分が聞こえにくいゾーンで音を聞いた場合、ボリュームを上げてしまうことがあるため、すでによく聞こえている参加者の耳には必要以上の音が届き、耳を傷つけてしまう。場合によっては騒音性難聴(音響性障害(メニエール症候群に似たような))の症状が起きるといわれている。一方で、エヌエスイーのWRAPSOUN®(ラッピングサウンドシステム)は無指向性で、全体に均一に音が届くため、そうした問題を危惧することはない。

s_IMG_0052スタジオ内に設置された音量測定計、インストラクターは90dB以上の音量を出さないよう注意を払いレッスンを実施している

また、エヌエスイーのスピーカーは地震などの震災にも非常に強い。業界トップシェアをもち全国多数のクラブに納入されているにもかかわらず、2011年の東日本大震災では1つとして落下することがなかった。通常、多くのスピーカーは天井から何らかの金具で吊り下げられているため落下の危険性が高い。しかし同社のスピーカーは天井に直付けされているため、揺れにも強く、落下の可能性は限りなく低い。

「確かに、価格だけであれば他社の方が優位ではあるが、スポーツクラブにいらっしゃるお客さまの安全を第一に考えた場合、エヌエスイーの音響・照明システム以外は考えられなかった」と江守氏は当時を振り返る。

その後も、導入に向けた音響確認のため自社での音響テストの実施や、既にエヌエスイーの音響設備が利用されている他社クラブを何軒もまわり、実際のレッスンでの音の聞こえ方を何度も確認したうえで、導入を決めた。

「最終的には社長・専務にも、現場で実際の音や照明を確認してもらいました。結論としては非常に高い評価をいただき、すぐに導入を了承いただくことができました。この期間で様々な音を自分の耳で聞くなかで、本物の音は心地がよく、自然と耳に入ってくるものなのだと改めて実感しました」

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