FITNESS BUSINESS

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【2017年3月期 主要各社の決算概要】 フィットネス各社、増益を実現

2017.07.28 金

②コナミホールディングス:施設運営の品質改善と効率化を進め大幅増益、今期も増益を予想


スタジオプログラムやトレーニングマシンを刷新し、サービスを拡充

コナミホールディングス株式会社の2017年3月期の売上高は、2,299億円(前期比▲8.0%)、営業利益は364億円(同47.3%増)となった。また、スポーツクラブ施設の運営、開発などを行う健康サービス事業の2017年3月期の売上高は686億円(前期比▲3.7%)、セグメント損益は42億円(同57.1%増)となった。

直営施設の退店などにより売上高は減少したが、一方で施設運営の品質改善とともに効率化を進め増益を実現している。出店やリニューアルについては、7月に熊本県天草市に新しくフランチャイズ施設をオープンしたほか、12月に飯田橋、恵比寿、自由が丘駅前の3施設をリニューアルオープンし、トレーニングマシンの刷新やパーソナルトレーニングスペースを拡充。1月には「コナミスポーツクラブ ユーカリが丘」をマシンジムとスタジオに特化した新形態のフィットネスクラブとして新生オープンさせている。

子ども向けスクール「運動塾」では、身体の基礎をつくる体操スクールへの需要の高まりを受け、「コナミスポーツクラブ 二子玉川」の体育館をリニューアルし、体操スクールを増強するなどした。そのほか、受託施設では、新たに30 施設の運営を開始した。

トピックとしては、東京オリンピックの正式種目に決定したスポーツクライミングの「ボルダリング」施設を「コナミスポーツクラブ 池袋」内に開設。今後、新事業として展開するとともに、無料の「初心者クリニック」を随時開催するなど、初心者や未経験者のクライミングデビューを後押しし、スポーツクライミングの普及、発展にも貢献する。

健康関連商品では、金メダリスト3選手(山室光史氏、田中佑典氏、加藤凌平氏)をイメージキャラクターに起用し、同クラブのインストラクターが監修した本格的機能性スポーツアンダーウェア「パワフルギアスポーツサポートアンダーウェア」を新開発し、販売を開始したことなどが挙げられる。

2018年3月期の健康サービス事業については、売上高690億円(前期比0.6%増)、セグメント利益45億円(同7.1%増)を予想している。

セントラルスポーツ:既存店会員が増加、収益を押し上げる

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