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ライフ・フィットネス・ジャパン JINS MEMEと連携したアプリをリリース

2017.03.23 木 新商品・サービス

2017年1月31日、ライフ・フィットネス・ジャパン本社にて同社が提供するトレッドミルと株式会社ジェイ・アイ・エヌ(以下、ジェイ・アイ・エヌ)が提供する眼鏡型ウエアラブル端末JINSMEMEを連携するためのアプリケーションのリリース記念イベントが行われた。

同アプリケーションではJINSMEMEを装着した状態でトレッドミルを走行することにより、ランニング中の姿勢やフォームのブレ、着地強度の左右バランスといったデータと、トレッドミルで走行した距離と時間を同時に記録することができる。

眼鏡型ウエアラブル端末との連携で姿勢やフォームのブレを改善

2016年に最先端のウエアラブルソリューションとして注目を集めた「JINS MEME」。昨年のスポルテックでは、ライフ・フィットネス・ジャパンと共同してフィットネス向けのソリューション開発に取り組むことを発表していた。

ジェイ・アイ・エヌが提供するJINSMEMEは眼鏡型のウエアラブル端末。同製品に内蔵された加速度センサーとジャイロセンサーがランニング中の動きの軸の変化から動きのブレを解析する。これによりランニング可視化することが可能となるため、運動の効率化やフォームの乱れを改善することで、ランニング中の怪我防止にもつながる。判定結果は「JINS MEME RUN」というアプリケーションを利用して確認することができる。

今回、新たにリリースされた「LifeFitness – JINS MEME CONNECTEDSYSTEM」アプリを利用することでライフ・フィットネス・ジャパン社製のトレッドミルとの連携が可能となり、トレッドミルを利用して走行した距離、時速、時間などの情報に加え、ランニングフォームやバランスを同時に計測することが可能となる。

コンソール

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トレッドミルでのランニングフォームを可視化

設定方法も非常に簡単で、トレッドミルのコンソール画面に表示されるQRコードをスマートフォンのカメラで読み込むだけで設定が完了する。同アプリの登場によって利用者にとってはトレッドミルの走行記録とデータを一元的なデータとして可視化することができるようになるため、自身のランニング時の課題を発見しやすくなる。クラブ側にとってはこうしたデータを基にしたランニングフォームのアドバイスや必要なトレーニング指導が行えるようになるため、競合店舗との差別化にもつながる。

また、姿勢やフォームが乱れる要因のひとつとして、身体の軸である体幹部や骨盤が安定していないことがある。例を挙げると、姿勢が左右どちらかに傾いている場合には、骨盤が反対方向へ回旋している場合や左脚が内股気味なことが原因として考えられるため、骨盤を安定した位置に戻すことと同時に、安定させるための筋力をつけることが必要となる。同アプリは「JINSMEME TAIKAN」という体幹トレーニングに特化したアプリとも連携しているため、各利用者の抱える課題に合わせて、最適な体幹トレーニング方法を動画で提示してくれる。

この際にJINSMEMEを装着した状態でトレーニングを行うとトレーニング中のフォームの良し悪しを点数として確認することができるため、トレーナーがいなくても正しいフォームでトレーニングができているかを確かめることができる。

今後、両社ではこれらのソリューションをフィットネスクラブやランニングに特化したジムを中心に展開していく予定。また、JINS MEMEで測定したデータから最適なトレーニングプランを提案できるトレーナーを増やすため「JINS MEME RUN公式トレーナー認定プログラム」の養成コースも展開するなど、ソフト面におけるサポート体制も充実している。

2017年のトレンドの一つとして挙げられる「ウエアラブルジム」。フィットネス業界の先端トレンドとして注目である。