FITNESS BUSINESS

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【リクルートマガジン】#3 株式会社ティップネス 柳屋 考司さん

2020.03.26 木

フィットネスクラブの店舗責任者である、マネージャーや支配人の仕事はスタッフの育成、入退会や予算の管理、施設品質の管理など多岐に渡る。彼・彼女らはどのような道を辿り、何を目指しているのだろうか。入社のきっかけやこれまでの苦労、仕事の楽しさ、今後の目標について聞いた。マネージャーや支配人の想いを知ることは、今後のビジョンを描くうえでの参考になるだろう。

#3 株式会社ティップネス 柳屋 考司さん
スタッフ一人ひとりが活きるマネジメントで総合クラブの強みを強化する

【お話を訊いた方】

株式会社ティップネス

ティップネス王子 支配人代理

柳屋 考司さん

1982年埼玉県生まれ。高校まで野球部に所属。2005年東京農業大学国際食料情報学部卒業後、株式会社ティップネスに入社。草加店でジム・スタジオインストラクターを務めた後、TI PN ESS MARUNOUCHIST YLE配属時にフロントを担当。その後、吉祥寺で支配人代理に。2019年10月より現職。

新たなことにチャレンジ
社風が自分に合っている

今年4月にオープンするティップネス王子で支配人代理を務める柳屋考司さん。入社以降ジムやスタジオでのインストラクター業務を主に担当していたが、3年ほど前に吉祥寺店で支配人代理となり、新店のオープンに伴って異動した。

「フィットネスクラブの仕事のイメージはお客さまへの運動指導だと思いますが、チーフや支配人代理となると、目の前のお客さまだけでなく、店舗全体のことを考えるようになります。チーフになってから視野が広がったと思います」

野球部だった柳屋さんは、高校時代にフィットネスクラブに通っていたことからこの仕事に興味をもち、大学時代はフィットネスクラブでアルバイトを始めた。接客や運動指導の仕事が楽しかった経験から、就職活動を経てティップネスで働くことに決めた。

「ティップネスのフットワーク軽く新しいことにチャレンジできる社風に惹かれて、入社を決めました。自分で考えて挑戦することが好きなので、私に合っていると思います」

スタッフ一人ひとりの力を活かして運営する

仕事をしていてやりがいを感じるのは、いろいろな人と近い立場で仕事ができること。

「お客さまはもちろん、現場スタッフや本部の社員など多くの人と関わりながら仕事をできていることに楽しさを感じます。多くの人と接することで、自身の視野が広がり能動的かつフレキシブルに仕事に取り組めています」

一方で、様々な立場の人と接することで、自身の力不足を感じることも多々ある。

「運動指導など好きなことには力が入りますが、そうでない部分についてはまだまだ勉強が足りないと感じます。特に支配人代理という立場では、先を見る力も必要だと思うのですが、経験や知識の不足によりまだ目の前しか見えていないこともあります」

マネジメント業務のなかでも人材育成を重要と考えており、スタッフ一人ひとりと話す時間をつくり、それぞれのよさを活かして運営していくよう努めている。

人材育成を通して愛されるクラブをつくる

これからオープンする王子店を、地域の人に愛されるクラブにすることが、今の目標だ。

「地域にフィットネスクラブがなかったので、フィットネス初心者の方も多くいらっしゃるのではないかと思います。その方たちが楽しんで続けられるよう、サポートできるスタッフを育てていきたいと思っています」

柳屋さん自身としては、次のステップである支配人として任されるようになること、そしていずれ本部から全国のお客さまのためになることを発信できるようになることを目標としている。

「様々な業態が増えていくなかで、総合クラブの強みはスタッフだと思います。その強みをさらに強化できるよう、人材育成に携わりたいです。私自身、研修や出会った上司・先輩などを通じて様々なことを学んできました。より多くのスタッフにそれを伝えて、お客さまに還元できたら嬉しいです」

学生へのメッセージ

「いろいろな就職活動の仕方があると思いますが、自分がこだわることをひとつ見つけるとよいと思います。私は受かったら絶対に入社したいという企業にだけエントリーシートを出していました。自分のスタイルで進んで受かった会社は、合う企業だと思います。フィットネスクラブの仕事は、スポーツを通じてお客さまとコミュニケーションをとれ、喜んでいただけます。また、自分自身を高めていける仕事でもあると思います。スポーツが好きな人、接客が好きな人にはおすすめの仕事です」