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【リクルートマガジン】#2 フィットネスクラブ広尾(石橋産業開発株式会社) 鎌田 正明さん

2020.03.26 木

フィットネスクラブの店舗責任者である、マネージャーや支配人の仕事はスタッフの育成、入退会や予算の管理、施設品質の管理など多岐に渡る。彼・彼女らはどのような道を辿り、何を目指しているのだろうか。入社のきっかけやこれまでの苦労、仕事の楽しさ、今後の目標について聞いた。マネージャーや支配人の想いを知ることは、今後のビジョンを描くうえでの参考になるだろう。

#2 フィットネスクラブ広尾(石橋産業開発株式会社) 鎌田 正明さん
運動が人々の身近にある環境づくりに貢献したい

【お話を訊いた方】

フィットネスクラブ広尾(石橋産業開発株式会社)

フィットネスクラブ広尾ガーデンヒルズスタジオ マネージャー

鎌田 正明さん

1976年9月8日生まれ。福島県立福島東高校卒業。2009年フィットネスクラブ広尾へ入社、2013年からフィットネスクラブ広尾ガーデンヒルズスタジオでマネージャーを務める。

それぞれのタイミングで次のステップへ

フィットネスクラブ広尾へ転職で入社した鎌田さん。30代のときの交通事故で奇跡的に骨折だけで済んだことを機に、より人のためになる仕事をしたいと考えたときに浮かんだのが、自身がフィットネスクラブ通いで感じていた“運動することの大切さ”を伝えることだった。入社後は社内研修や社外の勉強会に参加するなどして知識を磨き、パーソナルトレーナーの資格を取得。その後グループレッスンの担当やジムチーフなど経験を積み、現在はガーデンヒルズスタジオのトップであるマネージャーとして店舗のマネジメントを担っている。

「『マネージャーをやってみないか』と声をかけられたときは期待を感じて嬉しかったですね。それほど大きい組織ではないからこそ、代表が社員一人ひとりをよく見ていて、それぞれに適したタイミングで新しい挑戦の機会を与えてくれるので、とてもありがたいです」

鎌田さんは店舗を切り盛りしながら、トレーナーとしてお客さまの指導にも取り組んでいる。

随時トップと密な相談を運営に活かす

広尾という高級住宅地が多く立ち並ぶ場所柄だろう、同施設に来られるお客さまのなかにも、質の高いサービスに触れてきた方が多いようだ。

「小さな施設ということもありますが、人(スタッフ)の人間力がより重要です。運動の知識はもちろん、マナーの部分を含めた人間力をいかに高めていけるか。注意するばかりでもいけませんから『まず褒めてから伝えよう』などの気遣いが難しいところです」

一方で、「スタッフが期待以上のパフォーマンスを発揮してくれるときがある」というのも、リーダーだからこそ感じられる喜びだろう。そのほか、売り上げなど店舗を成長させていく責任もあるが、その点について鎌田さんは次のように述べる。

「(会員数や売り上げなどの)数字を見ながら次に何をすべきか考え、実行して結果が出ると、店舗を動かしているという実感があり、やりがいにつながっています。その過程では管理職のメンバーに直接提案したり、反対にアドバイスをもらったりということが気軽にできるのも、当社のような規模だからこそだと思います」

お客さまの声を励みに運動の習慣化をサポート

先日、オープン7周年を迎えた同施設では、トレーニング後にお客さまとゆっくり会話を楽しむ機会を設けた。すると「一生通いますね」「スタッフがすばらしいから続けられます」というお声をいただけたと鎌田さんは喜ぶ。

「もっと運動が当然のものとして人々の生活に取り入れられる世の中になればいいですね。そこに、私も貢献していけたらと思います」

運動が人々の身近にある環境づくりを目指して、鎌田さんはこれからもサポートを続けていく。

学生へのメッセージ

「健全な社会は国民が健康であってこそ。フィットネス業界は、日本の未来をつくるともいえる、重要な役割をもった業界だと私は思います。そのようなやりがいのある業界であるとともに、お客さまから直接「ありがとう」と言ってもらえる素晴らしい業界ですから、ぜひ飛び込んでほしいです。一緒に業界を盛り上げていきましょう」