FITNESS BUSINESS

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【リクルートマガジン】#13 J-Workout 株式会社上田 智樹さん 

2019.02.27 水 キャリアアップ

クラブビジネスジャパンでは、2019年3月に東京・名古屋・大阪でフィットネス&スポーツ業界向け新卒イベントを開催する。

新卒採用をすすめている企業で、実際に働くみなさんの声を紹介する。

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#13 J-Workout 株式会社 歩行に困難を抱える脊髄損傷者を一人でも多く回復へ導きたい

フィットネスクラブの店舗責任者である、マネージャーや支配人の仕事はスタッフの育成、入退会や予算の管理、施設品質の管理など多岐に渡る。
彼・彼女らはどのような道を辿り、何を目指しているのだろうか。入社のきっかけやこれまでの苦労、仕事の楽しさ、今後の目標について訊きました。

【お話しを聞いた方】

J-Workout株式会社J-Workout公認トレーナー
米国認定アスレチックトレーナー(ATC)
上田 智樹さん

1987年東京都生まれ。カリフォルニア州立大学フレズノ校アスレチックトレーニング学科卒。2012年4月入社。

2018年よりリーダーとしてチームをまとめている。

トレーナー業を学ぶうちリハビリへの興味高まる

アスリートたちをサポートするアスレチックトレーナーに憧れを抱き、高校卒業後は、最先端の技術を学ぼうとアメリカの大学に進学した上田智樹さん。

アスリートのリハビリテーションについて多くを学ぶうちに、一般の方への施術にも興味がわき、帰国後は日本で唯一となる、脊髄損傷者の再歩行を目指すトレーニングジム、J -Workout に入社した。2015年8月からは、新たにオープンした大阪スタジオの運営を担う。

現在は、自身もクライアントのトレーニングを担当しながら、リーダーとしてスタッフをまとめている。

小さな変化が大きな一歩喜びの瞬間がやりがい

同社には、事故や病気で脊髄に損傷を負った方々が全国から訪れる。回復に向けた道のりは決して短いものではないが、その分、兆しが現れたときの喜びは大きい。

「長い期間を一緒に取り組むことになるので、自然と深い絆が生まれます。そうして、車いす生活だった方がそれなしで生活できるようになったりと、一緒に喜びを分かち合えた瞬間は、大きなやりがいや喜びを感じるとともに、感動すら覚えます」

リーダーとなった今は、後輩の成長も喜びの1つとなっている。

「お客さまに指導できるようになるためには社内のテストに合格することが必要なのですが、途中でつまずいてしまう者もいます。励ましながらサポートして、合格したときは本当にうれしいです」 同時に、教育することの難しさも感じている。同社を訪れるのは、事故や病気で歩行が困難になってしまった方たち。その気持ちに寄り添ったサポートができる人間性も必要なのだ。上田さんは「人間性の部分の指導は難しいですね」と語り、試行錯誤を重ねている。

仲間とともに一人でも多く助けたい

現在の目標は、多店舗展開を目指す同社の中で1つのスタジオをまとめていくチーフトレーナーになることだ。そして、仲間とともに店舗を盛り上げ、クライアントさまの回復に貢献していきたいと考えている。さらに、会社の発展を後押ししたいとも語る。

「知識や英語力を活かして、いつかパラリンピックに出場するようなアスリートたちのトレーニングにも関われたらいいですね。当社には、一人ひとりの意見を大切に皆がアイデアを出し合って、『やってみよう』と実行に移せるスピード感があります。また、近年は、会社としてスタッフが快適に働ける環境づくりに取り組んでくれていることもありがたいです。これからもっと店舗を増やして、より多くのクライアントさんを回復に導けたら理想です」

回復を望む一人でも多くの脊髄損傷者の方にサービスを提供できるよう、上田さんは邁進していく。