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資格取得・講習会・勉強会・施設登録に関するお問い合わせは協会まで〒152-0035 東京都目黒区自由ヶ丘1-4-6 ヒューマン・ハーバー4階 TEL: 03-3725-1103 FAX: 03-3725-1104HP: http://www.j-m-f-a.jp E-mail:info@j-m-f-a.jp認定インストラクターは全国の商業スポーツ施設・医療施設場等で活躍しています。協会プログラムにご登録に頂き指導することができます。マタニティフィットネスのプロになる!小林香織一般社団法人日本マタニティフィットネス協会理事エクササイズで女性としての体質改善を目指すプレマタニティフィット。プレには準備という意味があり、ただ単に妊娠前という意味ではありません。今回はプログラム開発や現場指導にも携わるインストラクターの今村明子さんにお話を伺いました。今村 プレマタニティフィットは、現代の女性の身体に合わせ4つの内容でアプローチをしています。①セルフマッサージ自分の手でマッサージすることで身体への気づきを高めるとともに、ホルモンゾーンの刺激や不調を感じる部分を手軽にセルフケアする方法を提供し、日頃から自分の体をケアするよう促していきます。②ボディワークピラティスやスロートレーニングのメソッドを使い筋力、柔軟性、調整力をバランスよく鍛えることで姿勢を調整し、身体の機能を向上させます。内臓の働きを活発にしたり、自律神経の調整につなげます。③コアウォーミング有酸素運動をゆっくりした動きのスロートレーニングメソッドと、〝安産ダンス〞とも呼ばれるベリーダンスで行います。ベリーダンスは女性らしい動きを楽しむことで女性としての喜びを感じてもらうことができ、ストレスの発散にも役立っています。④マインドリラクゼーション顔やお腹のセルフマッサージ、自律訓練法、呼吸法などを組み合わせ、心と身体、両方をリラックスしていきます。 不妊に対して、と考えたときに、どの動きが解決策になるのかは一概には言えません。運動の効果は体質を改善し妊娠しやすい身体作りには大切ですが、実は、動きそのものがもつパワー以上に、クラスに参加することによる心の開放が大切なのです。同じ悩みを抱えている仲間と運動を通してリフレッシュして欲しいです。小林 世の中では〝不妊=病院で治療〞という考えがまだまだあると思います。妊娠できる期間はある程度限られていますので、病院で検査〜治療という選択は正しいのですが、ゴールは妊娠ではなく、赤ちゃんを抱くところまで。そう考えたときに、まずは自分の女性としての性機能を整える努力をして欲しいです。今村 例えばセルフマッサージで改めて身体に触ってみると、骨盤周りが冷えやすいことに気付きます。そういった〝気付き〞が増えることで、自分に合った体質改善の方法も見つかりやすくなります。小林 自分の身体を知るという点では、中高生の若い内から生理不順でも大して気にしない子が多いのも問題ですね。放っておいたがために大人になってから妊娠できなかったというケースもあります。無理なダイエットをする女性も増えていますし、若い頃から親子で身体を気遣えるようになるといいですね。今村 不妊はデリケートな問題なので、親や友人にも話せない人も多いですからね。受講者の方々が悩みを吐き出してリフレッシュできるように、インストラクターは聞く力を大事にしています。運動はもちろんコミュニケーションを通してリフレッシュしてもらいたい。小林 〝傾聴〞の大切さは、テキストにもしっかり記載していますからね。プレマタニティに関しては『こうすれば結果が出る』という明確なものはないので、受講者からのフィードバックをすごく大事にしているんです。参加者にはパーソナルレコードで運動したあとの体質改善を目指すプログラムプレマタニティフィットで妊活!体調を記入してもらい、「身体が温まる」「汗をかいた」など、小さな体質変化を見逃さず運動の効果を実感していただくことで継続につなげていきます。今村 不妊に関しては、インストラクターより検査や治療を受けている受講者の方が知識も豊富なことが多いですね。知らない情報は逆に教えてもらっています。小林 他ジャンルのインストラクターでも、クライアントに女性がいる場合は予備知識として持っていると役立つと思います。鍛え過ぎて体脂肪率が一桁なんて方もいますが、それでは妊娠しにくい身体になってしまう。自分が今行っている運動が本当に健康のためになっているのか、性機能に影響を与えていないかを今一度考えてみてほしいですね。N9815Y

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