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HRゾーントレーニングSUUNTO/POLAR※使用機器は店舗によって異なる。セッションの間、心拍数が測れるチップを装着。トレーナーの腕時計に心拍数が表示される仕組みになっている。より効果的にホルモンの分泌を促し、カロリー消費をアップさせるHRゾーンを目指す。吉田さんの裏付けデータにより、ホルモンの分泌量がしっかりと見受けられる設定ゾーンに入るようトレーナーが運動強度を調整する。Technology 02身体の現状把握がすべての始まり 国際的トップアスリートやプロスポーツ選手を相手に実績を重ねてきたアスレティックトレーナーが、医学的根拠に基づき身体をトータルサポートするサービス、テクノロ率、姿勢、脚の状態や骨盤の前・後傾、股関節のねじれなど細かにチェックした情報を元に160種類以上のメニューパターンから最適なメニューが導き出されるシステムとなっている。そこにお客様のリクエストジーが一般生活者に届け始めている。身体に関する〝ホンモノ〞のコンディショニングトレーニングサービスをクライアントのみならず、幅広い分野に発信し続ける株式会社R-bodyproject(以下R-body)が、2014年9月からiPadを活用する新システムを加えるなどしてトレーナーが調整しカスタマイズメニューが完成する。さらにトレーニングセッション中は、身体活動を活性化させるホルモンが分泌されるHRゾーンで確実にエクササイズするべくハートレートモニ「My-Con(マイコン)」を導入した。R-bodyの代表取締役であり、テクノロジーを駆使した「My-Con(マイコン)」の開発を監修した鈴木岳さんにその経緯を伺った。 「システム開発の背景にあるのは、R-bodyのコンセプトともいえる身体の現状把握の必要性を唱えてターを使用している。 「メニューパターンやHRゾーンの数値設定をはじめ、総合的に吉田さんの知見と、科学的に裏付けに基づいた指導が再現できるシステムを作りあげました。身体のベース作りからパーツ仕上げの期間まで、段階によって重視する評価データやそこから導き出すプログラム構成も異なるため、プロトコルの調整は大変でした。ただ、このプロトコルを開発したおかげで、根底となる理論をトレーナーにも教育でき、トレーナーもなんとなくではなく、自信を持って指導できるのがこのプログラム全体の強みです」 吉田さんの頭の中にあるノウハウをデータ化した説得力のあるプログラム。まさにこれこそがテクノロジーのなせる技だ。のこと。身体の現状把握とは、いわば病院でいう診察です。たとえば風邪を引いた時に、ドラッグストアで適当に買ってくる市販薬より、病院でドクターの診断を受け、その症状に適した風邪薬の方が効きますよね。つまり効果的な結果を出すためには、自分自身の身体に何が起きているのかをチェックしたのちに評価されることが絶対に必要なんです。ところが、いまのフィットネス業界では身体の現状をふまえて、そこに内在する問題を解決するためのトレーニングメニューを出しているところは少ないような気がします。この現状を正すべく、12年前に会社を立ち上げ、R-body project My-Con(マイコン)CASE04お話を聞いた方鈴木岳さん株式会社R-body project代表取締役スポーツ医学博士、全米公認アスレティックトレーナー(NATA-ATC)紙ベースで管理していた会員カルテをデータ化。iPadを活用して、トレーナー同士の情報共有からクライアントの自己管理まで多彩な役割を担うFebruary,2015 www.fitnessjob.jp17

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