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個々のライフスタイルに、ジムの存在が不可欠になる 「Wellness on the GO (何時でも、何処でも、ウェルネスを!)」をスローガンに、テクノジムでは施設と会員をつなぐ業界初のクラウド型ソリューション『mywellness cloud』をオープンプラットフォームとして無料で提供している。 まず、「ウェルネス」という言葉についてテクノジムジャパンのマーケティンググループ井下和弘さんはこう説明する。 「これまでのフィットネスクラブでは、メンバーがジムにやって来てはじめて接点が持てました。その時間は、週168時間ある中のわずか2時間程度。この時間をフィットネスと呼ぶならば、ウェルネスは、週7日、1日24時間365日です。つまり、生活そのものを指し、運動習慣をはじめ生活における活動量、食事、睡眠などライフスタイルすべてに健康を介在させること。これがテクノジムの考えるウェルネスの定義です」 健康維持や生活の質(QOL)の向上には、毎日の健康管理が欠かせないのはもちろんだが、施設が担える役割も大きい。一人ひとりのライフスタイルの把握と、ジムにいない時間のサポートが価値の高いサービスとなる。 そこでテクノジムは施設や会員に、いつでもどこでも活用できるシステムを『テクノジムエコシステム=生態系』として構築した。 「『テクノジムエコシステム』は、運動を主軸にライフスタイル全般をマネジメントすることと定義され、その中核を成すのが『mywellness cloud』です。これはエンドユーザー向けの無料ポータルサイトと、さまざまなアプリケーションを一括管理できるクラブオペレーター用の運用サイトで構成されているクラウドソリューションです」 『mywellness cloud』では、施設のビジネス活性とメンバーの目標達成のためのさまざまなアプリが選べるようになっている。 大きく分けると、①ユーザーのデータ収集・分析、②プラン提案、③ユーザー参加・モチベーション向上、④コミュニケーションや販促ツール、そしてマシンのリアルタイム管理に分類される。 メンバーは、クラウドの自分専用アカウントを持ち、ジム内にいる時は、カーディオマシンのモニターとして搭載された『UNITY』 やキオスクステーション型の『UNITY SELF』、自宅ではタブレットやPCで『mywellness com』のウェブサイトから、外出時には、スマホやタブレットの『mywellness cloud・モバイルアプリ』から直接アクセスできる。 「これによりメンバーが施設内・外どこにいてもウェルネスに繋がることができるのです」個人のスマホと施設のタブレットの連動で楽しみが広がる そこで、まず施設内で活用できるアプリについて井下さんに教えてもらった。 まずはカーディオモニター。従来のコンソールでは、テレビやiPodが使用できることに留まっていたが、現在はタブレット型のコンテンツ提供にシフトしてきている。 テクノジムのカーディオマシンに搭載された『UNITY』はアンドロイドプラットフォームだ。その大きな特徴は、ユーザーID(スマホのQRコードや専用のキー)でログインすると、自分専用のウィジェットが展開する点。アカウントによって一括管理されているので、モニターにはメンバーの顔写真が映し出され、スマホに記録されている自身の健康に関するデータをはじめ、ジムでのトレーニング情報などが同期される。 また、スマホに登録されているお気に入りのウェブサイトやユーチューブチャンネル、フェイスブックなどにもアクセスでき、クラブオペレーターが個人向けにカスタマイズしたコンテンツを見ることもできる。 「メンバーがスマホでアクセスした『mywellness cloud・モバイルアプリ』は『Runkeeper』や『Polar』といったGPSアプmy wellness cloudでデータを一括管理。カーディオマシンのコンソールもアンドロイドプラットフォームにすることで、ユーザーが持つスマートフォンとも同期。「いつでも、どこでも」を可能にした。mywellness cloudCASE01お話を聞いた方井下和弘さんテクノジム ジャパン株式会社マーケティンググループネットワークスペシャリスト「いつでも、どこでも、ウェルネスを!」を実現するさまざまなアプリ。トレーナー同士の情報共有やクライアントの自己管理ツールとして多彩な役割を担う12February,2015 www.fitnessjob.jp

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