NEXT94
17/68

January,2014 www.fitnessjob.jp17フィットネス・スポーツ・健康情報誌の定番特集と初特集がともに高反響 2014年も定番テーマは健在で、『目指せ、腹割 男と女の175プロジェクト』(5月8日発売649号)、『ゆがみを正す体幹トレ!』(5月29日発売650号)、『気持ちい~い、ストレッチ』(8月21日発売656号)が反響の高い号となりました。お腹周りの特集は、例年注目度が高いだけに、毎回全力で取り組んでいますが、今年は、175項目の方法を初級編から上級編に分けて紹介することで、取り組みやすく、かつ目標設定も高められる内容にしました。腹割に取り組むボトムライン層を広げながらも、トレーニング効果を追求する層の情報ニーズにも応えることを企図しました。ストレッチに関しては、2013年に好評だった「本当に効くストレッチ!」のムック本と単行本も発売しました。これは、100人のトレーナーに指導現場で実際にどのストレッチを使っているかを調べた医学博士の山本利春さんの論文をもとに編集し直したものですが、これまでの解剖学をベースにしたストレッチ本とは一線を画す、現場に即した内容が注目を集めました。 おもしろかった企画としては、初の試みとなった『超回復』(9月11日発売659号)の特集。筋肉の超回復理論はフィットネス指導者にとってはトレーニングの基本として学ぶテーマだと思いますが、『ターザン』としていかにこれを編集するか、ここ2年間くらいずっと考えてきたテーマです。「超」という言葉を拡大解釈して"スゲー回復"をイメージさせて、秋の疲れが出る時期に打ち出したことで、いい反応が得られた号となりました。また、特集『実はカラダに悪いコト。』(6月21日発売651号)も、表紙に敢えて嫌悪感を感じるどくろのオブジェの写真を入れたことが、ちまたに溢れる健康・ダイエット情報に疑心暗鬼になっている読者の気持ちに上手くハマった企画となりました。業界動向の変化に注目 業界トレンドについては、スポーツブランドの展示会や各種大会にこまめに足を運んで情報を収集していますが、2014年は各種大会の多様化、トレーニング関連商品の多様化にも注目しました。ランニング大会はエンタメ化が進み、トレイルランも地方大会が増えています。2015年以降は地方創生に向けたスポーツツーリズムも注目の分野です。商品では、活動量計などTarzan編集長大田原透さん1991年株式会社マガジンハウスに入社。2007年に6代目『Tarzan』編集長就任。歴代編集長の中で就任期間最長記録を更新中。好きなスポーツはランニング、ロードバイク、スノーボード、トレイルランなど。一般メディアが注目した2014年のフィットネス動向消費者のライフスタイルや嗜好の変化、新しい市場の可能性、ヒット商品など、多くの情報の最先端に触れ、特集記事を組む雑誌。読者の反応をリアルに知る雑誌の編集長という立場から、2014年をどう見たのか、話を伺った。取り組みやすさと効果の高さ、多様化と本質相反する情報ニーズに、同時に応える試みとなった『超回復』(9月11のデバイスやシューズ、寝具などパフォーマンスアップをサポートする新商品開発も活発です。2015年の制度改革で食品の機能性表示が緩和されることで、サプリメントなども機能性表示が今以上に可能になるため、この分野のマーケティングも活性化することが必至です。 2020年のオリンピック・パラリンピックへの動きにも注目しています。2014年時点では「選手育成」「インフラ整備」「おもてなし」関連に世間の関心が終始しましたが、2015年以降、国民の健康づくりやフィットネスに繋がる動きが始動することを期待しています。 編集者としては、近年スマホの利用率が高まり、オウンドメディア化も高まりつつあることで、生活者の方々のメディアに対する距離感が変わってきたことも注視しています。ネットを通じて無料で新鮮な情報が得られる時代となる中、今まで以上に信頼される情報としての『ターザン』ブランドを大切に育てていきたいと考えています。そのために、科学的根拠のある理論を、『ターザン』ならではの切り口から検証し、一般生活者の方々にとって親しみやすく、取り組みやすい形で届けていきたいと考えています。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です