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高低体力レベルトップ集団(エリート高齢者)スポーツクラブに通う程、元気な高齢者。一次予防(一般高齢者)比較的元気だがスポーツクラブには通っていない層。加齢による体力の低下が懸念される。二次予防(特定高齢者)介護認定予備軍。三次予防(介護認定者)(要支援1.2 要介護1~5)介護認定者、介護保険が給付されている。 男性女性80.21歳9.02年12.4年71.19歳86.61歳74.21歳60657075808590脳血管疾患(脳卒中)21%認知症15%高齢による衰弱14%関節疾患11%骨折・転倒10%心疾患(心臓病)4%パーキンソン病3%糖尿病3%呼吸器疾患3%悪性新生物(がん)2%視覚・聴覚障害2%骨髄損傷2%その他8%不明1%不詳1%平均寿命平均寿命と健康寿命の差健康寿命(日常生活に制限のない期間)女性12.4年74.21歳地域包括支援センター居宅介護支援事務所介護給付(保険給付)脳血管疾患(脳卒中)21%認知症15%高齢による衰弱14%関節疾患11%骨折・転倒10%心疾患(心臓病)4%パーキンソン病3%糖尿病3%呼吸器疾患3%悪性新生物(がん)2%視覚・聴覚障害2%骨髄損傷2%その他8%不明1%不詳1%予防給付(保険給付)介護予防・生活支援サービス事業一般介護予防事業平均寿命平均寿命と健康寿命の差健康寿命(日常生活に制限のない期間)出典:厚生労働省 平成22年国民生活基礎調査より老年症候群地域支援事業健康寿命認知症予防転倒予防ロコモティブシンドロームサルコペニアフレイル健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと。厚労省の発表によると、2013年の健康寿命は、男性71.19歳、女性74.21歳と、男女ともに延びたことがわかった。2010年の健康寿命と比較すると、男性は0.78歳、女性は0.59歳延びた。これにより、平均寿命から健康寿命を差し引いた日常生活に制限のある期間は、男性は9.02年、女性は12.4年となった。出典:厚生労働省市町村が提供する65歳以上で介護認定に該当しない自立高齢者を対象としたサービス。これまでは介護が必要になる可能性が低い方向けの「一次予防」、若干可能性のある方向けの「二次予防」に分けて提供されていたが、2015年の介護法の改正により、一般介護予防事業として、元気な高齢者から要介護の高齢者まで、全高齢者を対象とした事業が展開されることになる。市町村の事業としてこれまでもニーズの高い運動教室のテーマ。ともに運動による効果に関するエビデンスが揃ってきており、今後も各分野での運動サービスへのニーズが高まることが予想されている。高齢者の運動器の機能低下を表現する言葉。「ロコモティブシンドローム」は2007年に日本整形外科学会が提唱したもの。筋肉や骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器の障害によって移動機能の低下をきたすこと。和名は運動器症候群。「サルコペニア」は、1989年にアーウィン・ローゼンバーグ氏によって提唱された概念。加齢に伴って筋肉が減少する病態で、握力や歩行速度の低下など、機能的な側面も含まれ進行すると転倒、活動度低下が生じやすくなる。「フレイル」は2014年に日本老年医学会が提唱して浸透しつつある概念。高齢期に生理的予備能(日常生活で必要な能力と、運動時などに必要となる能力の最大値の差)が低下することにより、ストレスに対する脆弱性が増し、機能障害、要介護状態、死亡などに陥りやすい状態のこと。身体的な問題だけでなく、認知機能障害やうつといった精神・心理的問題、独居や経済的困窮などの社会的問題も含む概念。加齢に伴う心身の機能の衰えによって現れる身体的・精神的諸症状、・疾患の総称。高齢者に多く見られ、様々な原因や症状が連鎖的に関連して悪循環を生じやすいことが特徴。 運動で予防改善できる主な症状に、認知症、うつ、骨粗鬆症(しょうしょう)、転倒、尿失禁、食欲不振などがある。2010年の平均寿命と健康寿命の差高齢者(65才以上)体力レベルピラミッド要介護・支援になった理由November,2014 www.fitnessjob.jp13する拡大高齢者マーケットを狙え!

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