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できます。 この本では、やはり戦国武将の戦いの中で起こった出来事、事例が多いのですが、仕事とはまさしく戦略あっての戦術を如何に駆使するか?ということに尽きるように思います。ジェイの「卓越の戦略」にもつながる学びがこの本にもあります。松下幸之助氏が求めた「指導者とは」。そのために必要な指導者としての条件が厳しく、ストレートに書かれています。本を読み進めるうちに背筋がシャンと伸びてきて、肝が据わってきて、覚悟が備わってくるような本でもあります。しかし、その根底に相手を思う心、導くことの責任、瀬戸際での決断…自分に照らし合わせると甘い自分が露呈されて、身がすくむようですが、同時に自分自身の目的や目標が備わっている人には、背中をグッと押してくれる1冊になるはずです。 昭和50年にかかれた本にもかかわらず、いきいきとしていて彼がまだこの世にしっかりと生きていることを感じさせます。 是非、手に取ってみてくださいね。 これから先を行く指導者の皆さん、キャリアアップを図ろうと思っているインストラクターの方、起業を考えているトレーナーの方などにぜひ読んでいただきたいと思っている本です。 松下幸之助氏の本を手にしたのは、4月に私が学びに行ったジェイ・エイブラハムのマーケティング講座「成長の戦略」がきっかけでした。ジェイがセミナー中、何度も松下幸之助氏のことを例に出して話をしたことから、読んでみようと思ったのでした。そういえば、松下幸之助氏の名前は知っていたものの、どんな考えを持ち、どんなビジネスをした人なのか?正直あまりよく知らなかったのが本音です。経営者の方という認識でしたので、指導者である私には縁遠いイメージでした。でも、マーケティングの意味を知るにつれ、松下電器産業をあそこまで大きくした彼にどんな戦略があったのか興味が沸いたのでした。 彼は、誰もが知る今のパナソニックを立ち上げた実業家でもあり発明家でもありますが、かなりたくさんの書籍を残されています。私は、「道をひらく」と「指導者の条件」をすぐに手にいれて読み始めたのですが、「指導者の条件」は歴史の中の出来事から松下幸之助氏の解説、解釈を学び取ることができるため非常に読みやすかったのでオススメ本にしました。歴史が大好きな人にとっては、一石二鳥の本です。史実を彼の目線でどのように捉え、自分自身の生き方、在り方、仕事に活かしたのかとても興味深く面白い内容です。102の事例から指導者たるもののあるべき姿を学ぶことが有限会社アクトスペース企画代表取締役NPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会会長Studio five fにて、パーソナルセッションからセミグループレッスンまで指導中。機能改善体操の普及に邁進中!Profile尾陰由美子著者:松下 幸之助出版社:PHP研究所第7回指導者の条件心と身体を磨くオススメ本インストラクターのためのJune,2014 www.fitnessjob.jp49Heart Beating 6回にわたって、私石塚が考えていることや取り組んでいる企画・イベントについて、どのように生まれて実現させていくのかを紹介させていただきます。まずはじめに、ずばり私が現在一企業の代表を務めているのは、人の為になる自分が本当にやりたいと思うことを現実にやり遂げたいという志があるからです。 この考えは個人事業主(いわゆるフリーランス)として長年活動してきた結果故のものです。 さて、初回は私がどんな時でも大切にしていることをお伝えして参ります。 やると決めたことは、必ず形にする! 最後までやり抜く!信念を持って取り組む!■ 実行に移すための決断の要因①多くの方が喜んでくれる、笑顔がイメージできる事▶人の為にならないことは何をしても絶対に成功はしません。自分がやろうとすることが、多くの方に喜んでいただけることなのかを自問自答します。②自分が興味のあること▶自分が興味のあることは自身も楽しんで物事に取り組んでいけます。③協力者・賛同者がいる▶実現し成功させる為には自分一人だけの力では到底無し得ません。株式会社HEART BEATING 代表取締役。NEXT AWARD インストラクター オブ・ザ・イヤー2013 最優秀賞受賞。独自路線で様々なイベント事業や教育事業を展開する。『そらともりREN 』『フィットネスハウスパレット中川』その他クラブでスタジオプロデュースを行う。ラディカルフィットネスマスタートレーナーとしても活動。石塚直樹Profile自分ひとりだけの力は本当に微々たるものです。どれだけ協力・賛同してくれる方がいるかが重要だと思います。④収支バランスがとれている▶どんなに人の為になることだったとしても利益がマイナスでは継続することは難しいです。収支のバランスもじっくり考えて進めていきます。■ 成功させるためには①成功をイメージする▶お客様や協力してくれる同志が喜んでいる場面を想像します。イメージから成功には何が必要かを考えていきます。②目的、目標、コンセプトを明確にする▶進めて行くうちにはじめに決めた方向性などが的を外れていかないことが大切です。定性目標と定量目標を決めます。③必要項目を書き出す▶行わなければいけないことを全て書き出します。TO DOリストを作成すると良いと思います。④ゴール日程を決める▶ゴール日程を決めないとダラダラと時間を過ごしてしまいがちです。必要項目を参考にどの程度の日程で何ができるのかを判断し最終スケジュールを組み立てます。⑤計画表を作成する▶方向性が決まれば将来のイメージもできます。年間計画や5年・10年後をシミュレーションします。⑥収支表を作成する▶必要項目の中で発生する経費と生み出される売上げなどを抽出し作成を行います。⑦協力してくれる同志をはじめ色々な方とコミュニケーションをとる▶①から⑥までの自分自身で考えた事を協力してくれる方に相談します。時には意見を聞いてコンセプトから見直さなくてはいけない場合もあります。 私が上記のことを実際に行う上で、コンセプトや方向性が一番重要な部分だと考えます。 コンセプトや方向性に問題がなければ内容の肉付けの段階でたくさんの方の意見を取り入れて物事を進めていくことが可能となります。人に相談する前に自分自身でしっかりと内容を練り計画を立てることが大切です。第1回 形への手順トップインストラクターによる迫力あるパフォーマンスイベント『THE SHOW』を開催!皆の力でイベントを成功させる事ができました。ひらめきを形に

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