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それなら自分で作ろう フィブラソックスは、糸と縫製にこだわり抜き、日本ならではの技術を採用。そのため特許をとらずしても絶対に真似されないクオリティで商品ブランド力を維持している。 このソックスを開発した朝川洋明さんは元トライアスロン日本代表で、用具には神経質なほどにこだわって選んできた。10年ほど前から朝川さんが信頼してきたブランドが次々に素材を変更したり、工場を日本以外の国に移し始め、明らかに商品のク日本にしかない糸と縫製技術で作る、リピート率85%を誇るソックスHit File08アスリートの足元を支えるソックス。トライアスリートやバイクリストから厚い支持を集めているフィブラソックスは、元トライアスロン日本代表である朝川洋明さんが開発したソックス。日本にしかない糸で、日本最高の縫製技術を駆使してリピート率85%を誇る商品となっている。こと。そしてもう一つは、海外からのオファーが増える中、日本国宝の藍染師が染める究極の包帯パンツの商品化だ。野木さんはこう語る。「『志道』の商品づくりやマーケティングを通じて、日本のものづくり精神が、まさに武士道の精神に繋がる、一つの道を突き進む『志』のある人々に支えられていることを実感しました。今後は、さらなる商品開発も進めながら、その精神が脈々と息づく繊維工場や、日本ならではの産業の応援にも力を尽くしていきたいと考えています」レたま年間大賞」で2位にも輝いた。 さらに評判は海外にも届き、野木さんが「この人にはいてもらうのが夢」としていたビリー・ジョエルやロバート・デニーロ、ケニーGなどに着用して貰う機会にも恵まれた。こうして、1枚約4,000円の高級パンツは、のべ80万枚を売るヒット商品となっていった。 開発者の野木さんは現在もユニークな商品開発を進めている。一つは、東日本大震災の復興支援として被災地の東松島に新たな産業をつくるべく、包帯パンツにクロスステッチの刺繍を施した新シリーズを売り出す話題が話題を呼び、野木さんが「この人に履いて貰うのが夢」としていた国内・海外の人に届いた甲冑パンツフィブラソックス開発者 株式会社フィグラ朝川洋明さんMarch,2014 www.fitnessjob.jp23

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