NEXT83
18/52

18February,2014 www.fitnessjob.jp 2012年日本のフィットネスチェーンで初めて1,000軒を超えたカーブス。「女性専用30分フィットネス」として世界では主に減量を目的とした女性に支持されているが、日本では60歳代女性を中心にクチコミで広がり、健康寿命を伸ばすサービスとして注目を集めている。 その社会的にも大きな役割を担い、現場での指導と店舗運営を担うカーブス西武入間PePeの中村幸代さん。店長に抜擢されてちょうど1年。学生時代に打ち込んだチアリーダースピリッツと、自身の強みである「元気と笑顔」で、43坪の施設で660人を超えるメンバーを擁する繁盛店に導いている。 特に大切にしていることは、挨拶とお声がけ。お客さまが来店された時には一人ひとり名前を呼んで挨拶し、寒い中、忙しい中、足を運んでくれたことを労い、トレーニング中には、その方がカーブスに通い始めてから変わったことや成果を、毎回見つけて伝えるようにしている。 「心がこもった挨拶はお互いに嬉しい気持ちになりますし、何よりメンバーお一人おひとりに、『ここに待っていてくれる仲間がいる』『ここで自分が変われる』と感じていただきたいと思っています」 中村さんがメンバー一人ひとりに真摯に向き合うのは、自身の祖父の介護体験がもとになっている。歩くのがおっくうになってから急速に体力を落とし、介護施設で人生の幕を閉じた祖父。介護施設での単調な生活、デイサービスに通う人々、運動を習慣にしている元気な祖母の姿。様々に老後を迎える人々を見るうちに、人生の早い段階から運動を習慣にすることの大切さを実感していた。そんな時、カーブスの求人情報が目にとまり、「この仕事がやりたい!」と応募した。 日々仕事をしていて一番嬉しいのは、メンバーの方々が自分の大切な人にカーブスの体験を伝えてくれること。そして人生に希望を失いかけていた方が、「ここに来て本当に良かった」と笑顔で自分が変わった体験を話してくれること。そうしたメンバーの方々の姿が何よりのエネルギーになっている。カーブスのコンセプトに「身体が変われば心が変わる、心が変われば人生が変わる」という言葉がある。メンバーの方々の人生に新たな可能性が広がることが感じられることが、何よりのやりがいになっていると話す。 「将来の夢は、今通っているメンバーさんと、これから10年、20年と一緒にトレーニングが続けられること。そしてメンバーさんのお友達や地域の多くの女性に筋トレの大切さを広げて健康な女性を増やしていきたいと思います。カーブスはメンバーさんにとって楽しい場所でありながらも、健康に過ごすために必要な場所でもあります。メンバーさんが増えるにつれて、その大切な場所を守る責任も増えます。お一人おひとりを運動による痛みや疲れから守り、『また来よう』と思っていただけるお声がけを続けていきたいと思います」筋トレの輪を広げ、可能性を広げるカーブス西武入間PePe店長中村幸代さん(35)筋トレの輪を広げる。筋トレの重要性と可能性をさらに多くの人に知って貰うつらい時こそ、笑顔で頑張れ2014年の目標好きな言葉

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です