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12February,2014 www.fitnessjob.jp ヒルズスパのトレーナーとして、3年目を迎える飯野将志さん。グループエクササイズやアクアの指導を経て、現在パーソナルトレーナーとして活動しながら、パーソナルトレーニング部門の運営体制づくりにも取り組んでいる。その傍ら、休日を利用してJATIビジネススキルセミナーに通っている。参加者のほとんどが30歳代の先輩トレーナーの中、飯野さんが最年少ながら意欲的にビジネスやコミュニケーションを学んでいるのは、明確なビジョンがあるからだ。 「将来は、発展途上国の子どもたちに運動の楽しみを伝えられるようになりたいと思っています。高校生の時に見たテレビ番組で、小学生くらいの子どもたちが、1日1日を生きるために必死に働いているシーンを目にして、大きなショックを受けました。もともとトレーナーの仕事に興味があったのですが、同じトレーナーといってもオリンピックアスリートのように恵まれた環境でのトレーニングをサポートする役割もある一方で、恵まれない環境にいる子どもたちに貢献できるようなトレーナーになりたいと思ったんです」 トレーナーの仕事に興味を持ったきっかけは、自身が中学から高校まで打ち込んだ陸上の部活動。顧問の先生やコーチがいない環境の中、自らトレーニングメニューを考えてはチームの練習に活かしていった。次第に、練習メニューを考えることが日課となり、成果が出ることが楽しく、おもしろく感じられるようになっていった。 現在は富裕層のクライアントへのパーソナルトレーニングの仕事が中心だが、トレーナーとして、人々の人生に深く関われることにやりがいを感じると話す飯野さん。近い将来的にはお金や時間をトレーニングに思うようにさけない人にも、質の高いトレーニングが提供できる仕組みをビジネスにしたいと話す。 「子どもたちに運動の楽しさを教えるのはあくまで人生最大のミッションであり、現時点ではまず経営者になって、フィットネス業界にイノベーションを起こすくらいのことをしないといけないと感じています。個人的な中期的目標としてまず30歳で年収1,000万円を超えたいと思っています。好きな言葉は『唯一無二』。トレーナーとしての新しい働き方、新しいビジネスを生み出して、自分ならではの人生を歩んでいきたいと思います」経営者になって恵まれない環境にいる子どもたちに貢献できるトレーナーになるパーソナルトレーナーJATI-ATI 健康運動実践指導者飯野将志さん(23)インタビューフィットネス業界の次代を拓く注目のル ーキー次のステップに進む具体的な行動を起こす2014年の目標好きな言葉唯一無二

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