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摩訶不思議?摩訶不思議?常識?トレーナー業界の常識?非常識?けてやればいいのです。 僕の場合は、「ダンベルシングルレッグデッドリフト」で行います。片手にダンベルを持ち、反対側を軸足にしてナロースタンスデッドリフトを片脚で行うのです。ポイントは、骨盤をできるだけ正面に向けたままで、上体を前傾しながら、浮遊脚を床ギリギリの高さで引いていきます。 通常、デッドリフトは、大殿筋、ハムストリングス、脊柱起立筋群などが主働筋とされていますが、この形で行うとナント!中殿筋のアイソレーション種目になるのです。バイラテラル(両側)とユニラテラル(片側)で行った場合に主働筋が変わってしまう珍しい例です。皆さんも是非やってみてください。翌日、驚きの反応が体感できるはずです。 大腿四頭筋はもちろん、大殿筋、ハムストリングス、脊柱起立筋群のいずれも筋肉痛ゼロ、中殿筋だけ“バキバキ”という人生初体験ができるでしょう。 以上、「中殿筋は外転運動な訳ないでしょ!片脚支持屈伸運動で鍛えよう!」でした!S.Dream有限会社代表、NESTA JAPAN理事、太田情報専門学校講師。「Drive your HEART&BODY」をテーマにパーソナルトレーナー、チームコーチ、クラブスーパーバイザー、メーカーコンサルタント活動中。雑誌、DVD、TVCM出演多数。Profi le 木内周史 皆様、こんにちは。まだまだ夏・夏ですね!僕の夏バテ防止は、チョコと牡蠣です。普通はどちらも冬のイメージかもしれませんが、1年中食べ続けています(夏バテ防止じゃなくて、タダ好きなだけでした…)。チョコ(勿論ブラック!)は体重と同じ70kg、牡蠣は年間1,200ピース(24kg)を年間で消費。どちらもかなりのヘビーイーターのお陰で年中絶好調!お気に入りのチョコはバニラビーンズのチョコレートドーナツ(ビックリの美味しさ!)、牡蠣はGIGAS(高田馬場)で週一の授業の合間に食べています。 今回のテーマは、「中殿筋」です。中殿筋は、殿筋群の中でも中間に位置し、股関節外転運動が主な機能とされ、前部は内旋、後部は外旋をすることでもよく知られています。また、ヒップアップにも重要な筋肉のため、フィットネスの現場でも重要視される筋肉ですよね。 しかし、実際のトレーニング種目としては、マシンアブダクション(座位外転運動)かサイドラインアブダクション(横臥位外転運動)の2種目しか見かけることがないのが、実情ではないでしょうか? サイドラインアブダクションで中殿筋に焼け付くような感覚も得られ、マシンアブダクションも大変ですが、果たして十分な筋肉痛は得られていますか?筋肉痛が全てでないことは言うまでもありませんが、刺激がターゲット部位に十分に伝わっているという重要な指標になることも確かです。 こういったトレーニング法しか見出すことのできない原因は、“中殿筋は外転筋、だから外転運動で鍛える!”という考えから来ているのではないでしょうか。しかし実際には、座位や横臥位での外転運動は、日常・スポーツを通じてほとんど見ることができません。特異的観点から見ても、決して実践的トレーニングではないことがおわかり頂けると思います。 実際に、中殿筋は上記のような外転運動ではなく、片脚支持時における骨盤の安定筋として機能します。これは、歩行・走行時に絶えず繰り返されている動作です。その機能を鍛えるためには、その動作の延長線上で“過負荷”をかvol.1130September,2013 www.fitnessjob.jp~業界都市伝説その11:「中殿筋は、外転筋?」の巻~Life is Beautiful株式会社image of life代表取締役加圧スタジオLib代表パーソナルトレーナープロデューサートレーナー・オブ・ザ・イヤー2012最優秀賞受賞フィットネス業界専門コンサルタントして活動中http://iol-corporation.jp/Profi le 日野原大輔時には筋肥大をさせるトレーニングと食事の徹底を行いました。ホノルルマラソン出場時には体幹トレーニングと走りこみを行いました。社交ダンスの発表会に出る時にはピラティス等を行いました。 この様に自分自身のためにトレーニングをする事により、お客様の気持ちに近づく事が自分自身はできています。例えばダイエットを目標にされている外食中心のクライアントさんに、高タンパク低脂肪な食事をしてみてくださいとお話させていただいた時に、自分自身が行く店や、コンビニの活用法など、外食でも高タンパク低脂肪の食事ができるアドバイスをさせていただくことができました。またマラソンを走る事を目標にしているクライアントさんとは、走るための時間を捻出する難しさを共有する事ができました。 バレエなどの発表会に出るクライアントさんとは、身体の基本的な使い方を自分自身の経験からアドバイスさせていただきました。 自分自身がトレーニングを実践する事で2つのメリットがあると考えています。1つ目はトレーナーとして勉強をした理論を自分自身の身体を使い確認ができること。2つ目はクライアントさんの信頼を得ることができる事です。 クライアントさんは様々なお仕事をされています。基本的には自分自身より忙しくストレスを抱えている方が多いと考えています。そんな中トレーニングを継続して下さるクライアントさんに信頼していただく1番の近道はトレーニングの実践だと自分は考えています。 Life is beautiful このコラムを読んでいただいた方の人生が少しでも美しくなっていただけたら嬉しく思っています。 こんにちはパーソナルトレーナープロデューサーの日野原大輔です。 先日福岡のヒューマンアカデミーで2012年ネクストトレーナーオブザイヤー新人賞の日高秀さん主催でセミナーを行わせていただきました。 学生さんのパワーと行動力に自分自身がとても刺激を受けました。また日高秀さんとネクストを通じてお会いできた事を嬉しく思っています。 今月のNEXTの特集は【超人気トレーナーがやっていること】ということで自分自身パーソナルトレーナーとして1番大事にしているトレーニングの実践について書こうと思います。自分が思うトレーニングの実践とは、トレーナー個人の目標のためのトレーニングを行うことです。 自分自身の例ですと、ボディビルの大会出場第2回 トレーニングの実践

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