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(株)フィットネスビズ 代表取締役CEO大手、ベンチャー等で、トレーナー、企業フィットネス、SV、副支配人、支配人、営業部長、営業本部長、役員を歴任後、2007年6月に独立。2008年度は富士アスレティック&ビジネス専門学校「パーソナルトレーナー学科」で講師を務める。ブログ「勇気の力」、メルマガ「L&M大学」好評執筆中! URL: http://www.fi tness-biz.net 遠藤一佳Profi le現場たたき上げ ブログや日記が続かないのは「続ける意味づけ」がされていないからですよ。「続かないこと」ではなくて、「意味づけされていないこと」が問題なのです。 別にブログなんて書かなくても、日記なんかつけなくても、何1つ困ることはないと思います。何もせずに眠りにつけば、数時間後に「明日」は「今日」と同じようにやってくる。 そして、出勤する。仕事をする。仕事をすれば「何か」が起きる。その「何か」は昨日までの知識と経験でやっていける。ついでにいえば、トレーナーやインストラクターは、特定のお客さまがチヤホヤしてくれる。そんなこんなで25日になれば、自動的に給与が振り込まれる。 この日常にブログも日記も登場しません。 必要ないんですよ。別にそれでいいじゃないですか。 一方で、私がブログや日記を薦めるのは、その方が間違いなく「成長」するからです。「インプット情報」は「アウトプット」することで覚えます。ブログで「外」に情報発信し、日記で「内(自己)」を省みる。これは絶対にやった方がいい(と、私は思う)。A現場たたき上げの遠藤からのアドバイスフィットネスビズ兄に訊け!います。何もせずに眠りにつけば、数時間後に「明日」は「今日」と同じようにやってくる。 そして、出勤する。仕事をする。仕事をすれば「何か」が起きる。その「何か」は昨日までの知識と経験でやっていける。ついでにいえば、トレーナーやインストラクターは、特定のお客さまがチヤホヤしてくれる。そんなこんなで25日になれば、自動的に給与が振り込まれる。 この日常にブログも日記も登場しません。に訊け!過去に何度かブログや日記などのアウトプットにチャレンジしていますが、途中で挫折してしまいます。身の周りには、私と同じように『続かない人』が多くいるように感じます。情けない相談ですが、私を含めた、そのような人々にアドバイスをお願いしますQ今回のお悩み内容フィットネスの時流を考える思います。 活躍している方のやり方や事例を学び積極的に取り入れる事で増加している需要に応える機会も増えると思います。 但し、それだけで済ましてしまうのは少しバランスが悪いですね。 パーソナルトレーニングカテゴリーに限らずどのサービスもライフサイクルがありますからそのステージに応じた対応が必要になります。またステージが進めば進むほどマーケットは伸張せず、取りうる選択肢が少なくなりビジネスは難しく高度化していきます。 やはりどの分野でも長期に渡ってビジネスが安定的に成長するには「ビジョン」や「コアバリュー」といった提供者サイドのインサイトにあるものが大事だと思います。 そういった観点から現在の状況を俯瞰して考えると、全体的に展開を急ぎすぎていないかなという気もします。施設立地、専門メソッドにおいて陣取り合戦的なセンスが強すぎるように感じます。つまり、いま目の前にある(見えている)市場を取り入れる事を優先しすぎていて、またいまの事業を安定化させるために顧客を固定化したり、メソッドを硬直化させるプロセスに入るのが早すぎないかという印象を持ちます。「クライアントから見た任せたいトレーナー」とは専門性はもちろんですが、経験(質的なものと量的なもの)や人間性から受け取れる信頼性や対応ポリシーといったものの方が判断基準になるのではと思います。 今回の特集記事も多くの優良事例が紹介されていると思いますが、「やり方」「事象」として捉えるのではなく、クライアントの立場で「何を買っているのか」 という視点で捉えなおしてみると視座が変わるかも知れません。 では次回に。(株)ティップネス 都心店営業部長1994年(株)レヴァン入社。2001年合併よりティップネス入社。店舗、人事、マーケティング、開発等を経験し現在に至る。ティップネス丸の内スタイル、TIP.X TOKYO等都心店事業を担当。 上野和彦Kazuhiko Ueno NEXT今回の特集は、人気のパーソナルトレーナーがやっていることに関するものでした。 パーソナルトレーニングカテゴリーはご存知の通り、消費者にも一般的に受入れられスタジオから総合フィットネスクラブまで多くの施設で展開されるようになりました。最近では自宅へ出向いたり、WEBオンライン上でサービスを提供するなど、チャネルも多様化してきています。 実際、購入されているお客様属性を見ても、老若男女バランスよく構成されていますし購入目的もダイエットから健康管理・改善まで幅広く存在しています。 団塊世代や団塊Jr世代が健康への感度があがる高齢化や中年化し、メディアが積極的にこの分野を紹介していることなども市場拡大の要因の一つです。従って、市場環境で整理すると『需要>供給』の状態が数年続くと第8回 クライアントが「何を買っているのか」を見直そう その代わり、(ブログに関していえば)読むことを強要してはいけません。 部下スタッフ等が誰一人、読まなくても怒ってはいけない。同様に、頼まれてもいないのに「ニュースレター」みたいなメールを送ってもいけない。「価値ある情報」というのは、読み手側が自主的に「読みたい!」と思うものです。 読まれなかったり、返信が来ないのは「内容がつまらない」からです。それを謙虚に反省することで、リーダーの必須能力である「情報発信力」も増していくというわけです。 これらを実行に移した人も複数名知っていますが、確実に効果を感じているはずです。 というわけで、大切なことは「意味づけ」です。 まず、そのことで自分と向き合ってください。September,2013 www.fitnessjob.jp29

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