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審査員総評 今年で4回を迎えたトレーナー・インストラクター・オブ・ザ・イヤーですが、自薦、他薦に関わらず、全体的に質がかなり向上しているなという印象があります。おそらく、今までの受賞者の記事を読んでいただき、賞をとる背景などを研究しているのでしょう。提出してくる資料の中でも活動内容が、ポイントを抑えた形式になっていて、とても読みやすくなっていますね。そもそも、この賞は、日本を代表し、フィットネス業界を牽引する人を求めています。ですから、トレーナーもインストラクターも、1、情熱、2、技術と知識、3、業界の貢献や企画、プレゼン力を含むビジネス力の3つにおいてバランスよく揃っていて、それを実行していること、そういう人を厳選し、選考しています。今回の7人の方は、10年、20年を経ても、トップで活躍し続けているだろう、またそういう願いを込めて選出しました。※受賞されたみなさんは、いままでの活動が評価された素晴らしい人ばかりです。今後、自分の1年後、5年後、10年後を具体的に描いて活動をしていってほしいと思います。16April,2013 www.fitnessjob.jp総評トレーナー・インストラクター・オブ・ザ・イヤー2012NEXT AWARD審査員総評 今年で4回を迎えたトレーナー・インストラクター・オブ・ザ・イヤーですが、自薦、他薦に関わらず、全体的に質がかなり向上しているなという印象があります。おそらく、過去の受賞者の記事を読み、受賞の背景などを研究しているのでしょう。提出してくる資料の中でも活動内容が、ポイントを抑えた形式で表現されていて、とても読みやすくなっています。そもそも、この賞は、日本を代表し、フィットネス業界を牽引する人を求めています。ですから、トレーナーもインストラクターも、1情熱、2技術と知識、3業界の貢献や企画、プレゼン力を含むビジネス力をバランス良く備え、それを実行している人を厳選し、選考しています。今回の受賞された7名の方は、10年、20年を経ても、業界をリードする活躍を続けているだろう、またそういう願いを込めて選出しました。★トレーナー部門松井薫さん 最優秀賞に輝いた日野原さんは、レポート作りにおいてまず完璧でした。これは資料作りがキレイというだけではありません。まず経歴をコンパクトにまとめ、やってきたこと、これからやるべきことについて、わかりやすくまとめてあったこと。そして何よりも、文章の行間に、トレーナーとして、またこの業界の発展についての情熱が感じられる点で、誰よりも印象に残りました。大石さん、日高さん、森さんもまた資料がたいへん読みやすくプレゼン力が高いと好評価。また、それぞれに地方での地道な活動、コツコツと資格を取得する努力、トレーナー間のネットワーク作り、業界にとどまらず広い視野での活動などそれぞれに個性的な活動に評価があり、新人賞となりました。 とくに今回みなさんのレポートを読んで感じたのは、活動のスマートさも大事ですが、その人の強烈なバックストーリーが感じられるようなものに感動します。 みなさん人それぞれ、そうした背景はあると思います。そうした背景を伝える泥臭さがレポートの中にあって欲しいと思いました。★インストラクター部門尾陰由美子さん 今回は、質も高くバラエティ豊かなインストラクターが集まり、面白かったですね。資料を読んでいると、若い人は自分をアピールしたり主体的に行動する。キャリアの長い人は、自分のことよりお客さまやスタッフなど周囲のことを考えて行動していたのが印象に残りました。 当然といえば当然ですが、このどちらもじつはインストラクターにとって必要な資質だと思います。 今回最優秀賞の日置さんは、フィットネス業界自体がまだまだ確立されていない頃からコツコツと努力をし、その時々に必要とされること、自分ができることを提案してきていました。またローカルな地域でも地道に活動の幅を広げているところがいいですね。 今回特別賞に輝いたKANAさんは、まず資料にいただいた写真のインパクトがすごかった。こうしたヘルシー&セクシーなインストラクターはみんなを牽引していくパワーがある。また、主体的にマーケットを作って活動する点も素晴らしい。まだ2年という短いキャリアですが、楽しみです。これからの期待を込めた新人賞です。★プログラムディレクター部門月刊NEXT編集部 毎年応募件数は少ないものの、影響力の大きい活動に目をみはるのが、このプログラムディレクター・オブ・ザ・イヤー。2012年は、「シナプソロジー」にフィットネス業界関係者はもちろん、多くのマスメディアからの注目が集まり、その社会的影響力の大きさから、押しも押されもせぬナンバーワンプログラムとなりました。 2012年12月には、『日経トレンディ』の特集「2013年ヒット予測ランキング」で15位に選れ、それを契機に、雑誌やテレビをはじめメディアへの露出が増え、さらに大きな関心を集めています。プログラム導入先も、フィットネスやトレーニングの分野を超えて、教育、企業研修、ヘルスケア、介護予防の分野にも広がり、これまでフィットネス業界関係者がリーチしようとしてきた“97%”の層に効果的にアプローチすることに成功しています。このことは、フィットネスプログラムの開発に携わる多くの人にとっても、大きな勇気と期待を与えました。 その開発プロジェクトを率いた望月美佐緒さんは、株式会社ルネサンスが一部上場企業となり、ご本人が執行役員となってからも、常にフィットネスプログラムや、インストラクター・トレーナーのキャリアなど、現場目線を持ちながら貴重な情報と提言を発信し続けています。シナプソロジーの強力なコンテンツに乗せて、今後益々の多くの人に、望月さんはじめ関係者の方々の思いが届くことが楽しみです。

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