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January,2013 www.fitnessjob.jp9KeywordKeywordKeywordわかりやすいネーミング発表会&大型イベントホット・プログラムの 細分化需要の創造ダンスとパフォーマンス =「THE☆STAGE」コネクト、B to Bから B to Cへホットヨガファンクショナル トレーニング一専多能ロコモ対策筋膜リリース 2012年は、レッスンやプログラムのネーミングの重要性を痛感しました。かっこいいと思ってブランディングをしても、イメージがお客様に伝わらない。慣れた上級者の人には一味ひねったものを提供できますが初心者の方には目にした瞬間にわからなければ、浸透しないし、踏み出していただけません。例えば「ファーストエアロ」だと「速い」のファーストだと思われる可能性もあるので、「はじめての」と明記します。お客様と直に接する機会の多いフロントスタッフから公募して参考にしたり、フィットネスにあまり関わっていない社員からもアンケートをとりました。業界内にいると感覚が麻痺していくので、外からの視点が必要だと感じました。 発表の場としての大型イベントにも力をいれました。10月に開催した「メガロスハワイアンブリーズ フラダンス発表会&HULAドリームレッスン」など、披露する場を提供して「やってよかったね」と思っていただく。長い時間告知して、盛大にやります。発表会だけだと一方通行ですが、全員が参加できるイベントを必ず組み込んで、疎外感をなくすように努めまし 2012年は「需要の創造」の年でした。いままでなかったものを創造するだけではなくて、ユーザーからきちんと話を伺って、埋もれていた要求を発掘し、新しいサービスに繋げること。オアシスではダンス需要から新業態「THE☆STAGE」をスタートしました。スタジオの中が中心だったダンスに、本質である「パフォーマンス」を加え、お客様の新たな感動体験を創造しています。ただ、フィットネスシーンでは、「FUN」要素が重視され、身体の構造や運動の機能性といった本来の目的から外れてしまい、その結果関節に負担がかかり、怪我の可能性が大きくなることは危惧しています。健康のためのフィットネスで怪我をして頂きたくないですから。 お客さま・インストラクター・クラブの繋がりを意識した、「コネクト」も2012年社内的に大切にしてきたキーワードです。クラブ内やイベントを通じてのお客様とのコネクトはもちろん、ブルーオーシャン戦略においても「探査」つまりコネクトして話を聞く力が大事です。また、契約インストラクターとも、B to Bの関係だけではなく、クラブから離れたイベン 今年は引き続きホットヨガの人気を感じた年でした。弊社では9店舗にて週間270本のホットヨガプログラムを提供していますが、どこのクラスも大人気です。社内でも研修体制、プログラム内容、品質管理体制が構築できていますので、さらに拡大していくでしょう。 ファンクショナルトレーニングの広がりも感じた年でした。ただ、現状は各社試行中だと思いますので、フィットネスクラブにおいて見合った提供の仕方が課題でしょう。またピラティスメソッド等はファンクショナルトレーニングの真髄のひとつとも言えるので、少し大きな視点で提供していけると良いと思います。 指導者の方へのキーワードは「一専多能」。昨今多くのクラブではプログラムの自社化を図っているため、専門性が低い方は契約が難しくなっていると思います。経験が有り、かつ多種のプログラムを広く勉強してきた方がさらに自分の専門性を見極めて構築したプログラムは、弊社でも好評を得ています。ただ楽しいというよりは、具体的なメソッドで効果をださなくてはいけません。ソリューションのあるプログラムを提供できるイた。2013年度はもう一段階ステージを上げたいと思っています。発表会前提のバレエのスクールを立ち上げていきたいと考えています。 ホットプログラム・ホットスタジオも多様化しました。いままでは画一的に38度・湿度65%が標準でしたが、それ以外に中温と低温を設けて三段階に分けました。ピラティス、リンパマッサージ、ストレッチなどを含む新プログラムを、来年に向け準備しています。ホットは汗臭いイメージがあるので、アロマを使う「リラックス・パフューム」と「リフレッシュ・パフューム」や、より目的別に分けて「ホットヨーガ・パワー」「ホットヨーガ・トリートメント」なども新たに提供していく予定です。トや、企業から依頼を受けたお仕事もお願いする「内部のコネクト」。あるいは、BFSプログラムなどを通じた他社さんとのコラボレーション・イベント。その他、ホットヨガのスタジオをアテインヨガに委託したり、R-body projectの鈴木岳さんに研修をお願いしたり。自社のリソースだけでなく、業界を支えている人達と協力し合い、良いものをお届けしたいと考えています。 私たちには素晴らしい仲間がいます。「内部のコネクト」から「業界内でのコネクト」「お客様へのコネクト」へと関係を広げて、インストラクターが持つカスタマー=お客様との関係や情報を、クラブに伝えてもらう。そこからブルーオーシャンの種を作ることも期待しています。 2013年の私たちのテーマは「輝く」。クラブを支えてくれている方々が輝けるための「コネクト」を継続していきます。ンストラクターの方々が、さらに活躍するでしょう。 来年以降の動きとしては、まずはロコモティブシンドローム対策プログラム。国が後押しをして、物販等の企業がこのワードを露出してくることでしょう。メタボよりも運動との相性(効果への影響)は高いと思いますので、確実に取り込まないといけないマーケットだと思います。 筋膜リリースも注目ですね。運動後のマッサージ等の筋弛緩は筋出力が落ちると言われていましたが、正しく筋膜リリースを行えばパフォーマンスは上がります。既に競技スポーツや医療の世界では活用されていますが、痛気持ちよく効果もすぐに実感できますので、来年には一般の方に広がるのではないでしょうか。後田慎吾さん事業本部 運営推進部 プログラム課 課長大谷篤さんサービス企画部グループエクササイズ企画マネージャー多田厚さんフィットネス事業部副部長株式会社メガロス株式会社東急スポーツオアシス株式会社ジェイアール東日本スポーツ

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