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フィットネスビズ兄に訊け!現場たたき上げProfile遠藤一佳(株)フィットネスビズ代表取締役CEO大手、ベンチャー等で、トレーナー、企業フィットネス、SV、副支配人、支配人、営業部長、営業本部長、役員を歴任後、200....

フィットネスビズ兄に訊け!現場たたき上げProfile遠藤一佳(株)フィットネスビズ代表取締役CEO大手、ベンチャー等で、トレーナー、企業フィットネス、SV、副支配人、支配人、営業部長、営業本部長、役員を歴任後、2007年6月に独立。2008年度は富士アスレティック&ビジネス専門学校「パーソナルトレーナー学科」で講師を務める。ブログ「勇気の力」、メルマガ「L&M大学」好評執筆中! URL:http://www.fitness-biz.netQ今回のお悩み内容現在、読書習慣を身につけようと努力しています。まだ、週に1冊くらいのペースなのですが、その際に気をつけた方がよいことがあれば、アドバイスをお願いします。A現場たたき上げの遠藤からのアドバイス本を読む際に大切なことは「目的、目標に対して読む」ということに尽きると思います。目的、目標に対し、「必要な知識を得よう」、「必要な観点を学ぼう」、「必要な言葉を探そう」という姿勢があって、はじめて「読書」というのは価値を持ちます。そうでない読書には意味がないと思います。私は「読書を推奨している立場」と思われているかもしれませんが、(常に言うこととして)、読書自体に大きな価値はないと思っています。「読書家は優秀か?」、「月に50冊、本を読む人は仕事ができるか?」と問われれば、必ずしもそうではないことが、その証左となります。読書が人を賢くするわけではないのです。人を向上させるのは、目的や目標です。そして、読書をした以上に、考えることが必要です。そして、考える以上に、行動することが必要です。それで初めて、読書は自分の人生とつながっていきますあと、2つアドバイスをいたします。1つは、(これもいつも言うことですが)、所謂、ハウツー本を読まないことです。このような一見、即効性がありそうな内容というのは、(確かに即効性があるかもしれませんが)、その効果は一時的です。こういう本に頼ると、「考えない人間」、「表面的な取り組みを繰り返す人間」になってしまいます。もう1つは、じっくり考えながら読むということです。これは「ゆっくり読む」という意味ではありません。「ゆっくり読む」というのは「読むのが遅い」ということです。私のいう「じっくり考えながら読む」というのは、「集中して読む」ということです。例えば、「1日30分」とか、読書時間を決めて、線を引いたり、自分なりの考えを書き込んだりしながら読むことをお勧めします。以上をまとめると、「自分が達成すべき目的、目標を意識しながら、『名書』、『良書』といわれる本に目を通し、アウトプットをしながら集中して読む」ということになるかと思います。くれぐれも、「何冊読んだ!」が目的にならないようご注意ください。インストラクターの未来像を考えよう上野和彦Kazuhiko Ueno(株)ティップネス企画部長1 9 9 4年(株)レヴァン入社。2 0 0 1年合併により(株)ティップネス入社。店舗、人事、営業管理、マーケティング、開発等の業務を経験し、現職に至る。ティップネス、ティップネスONE、丸の内スタイルなど各業態の事業戦略及びブランド・マーケティング戦略立案、新規事業開発などが主な担当。前回は、●機能的な価値だけなく、お客様のマインドを充足させる事を考える。●その為にヒトが介在するサービスの特徴であるアナログ、情緒的、柔軟性を駆使する。●マーケティングポイントはセールス力<関係構築力へシフトする。を提案しました。今回は、予告通り「サービスの出口」についてです。サービスの出口①ここではビジネスモデルと業態を意識してみましょう。違いを理解するのが難しい場合は、外食業界を例にすると理解しやすいです。ビジネスモデル:ファーストフード業態:立ち食い蕎麦、ハンバーガーショップ…みたいな感じです。簡易的にビジネスモデル=提供価値、収益構造、差別的要因と捉えます。ックしているという事例でした。提供価値の源泉であるフィットネスの価値とイメージ的には「商品やサービスに興味を持っは何でしょうか?ているまたは購入を検討している段階」/「購ダイエットの成功、素敵な体型、日々のグッ入して最初のサービス体験をした段階」/「定ドコンディション、健康になった後の快適な生期購買している段階」のように分けているので活など色々整理できますね。す。では業態論はどうでしょうか?つまり同じサービスや商品でも消費者(顧客)提供価値が食べ物でない分、パターンは多くの段階によって興味や要望が違うという事を理分類出来ますね。施設型:非施設型、契約型:解していて、この情報をマーケティングプロセ非契約(都度)型、のように幾つか軸を出して、スに活用する事が出来るという事です。マトリクス象限の中で整理すると私達が提供出これを前回の「顧客のマインドを充足させ来る余地が見えてくると思います。そのパターる」というテーマと掛け合わせると、私達提供ンのどれかに御自身の強みをマッチング出来る者サイドのアプローチの方法が明確になりますと新たなチャンスが増えますね。ね。お客様の段階、環境、状況(まとめてオケサービスの出口②ージョンと言います)に応じて情報(=サービ(理解を深くする為に、話を少しずらします。)ス)を変える。これをきちんと設計しておく事先日ある企業のコールセンターの事例を聞いてをお薦めします。きました。勉強になったのは消費者からの情報(要望や指摘)を消費行動の段階に分けてストそれではまた次回をお楽しみに!31September,2011 www.fitnessjob.jp