『月刊NEXT』 No.50
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震災後の、フィットネスインストラクター・トレーナーの仕事を支援する情報サイトです。復興応援企画!フィットネス業界専門の復興支援サイト検 索検 索フィットネスジョブフィットネス業界での活動をサポートする情報をまとめました。フィットネス業界での中期・長期の仕事をご紹介します。フィットネスジョブにマイページをご登録いただければ、メールで仕事情報をご提供いたします。仕事探し支援被災地のフィットネスクラブの営業状況被災地支援のためにフィットネス業界で働く私たちができることをまとめましたフィットネスボランティア情報フィットネスチャリティイベント情報フィットネスチャリティオークション情報被災地のインストラクター・トレーナーの仕事を応援短期・中期・長期で被災地のインストラクター・トレーナーへの仕事の依頼および活動場所を提供してくださるクラブ・団体様を募集しています。被災地の方の募集については、無料で求人情報を掲載させていただきます。被災地の方の交通費など、FIAからの補助が得られます。震災後の、フィットネスインストラクター・トレーナーの仕事を支援する情報サイトです。復興応援企画!フィットネス業界専門の復興支援サイト株式会社クラブビジネスジャパン NEXT編集部 Tel.03-5459-2841 www.fitnessjob.jp 詳しいお問合せ東日本大震災復興支援ボランティアレポート34May,2011 www.fitnessjob.jp震災後2日目から体操スタート 私は気仙沼在住ですが、自宅は津波の難を逃れたこともあり、震災の次の日に避難所に食糧、毛布、衣類などを運び、2日後には徒歩で避難所を回ってエコノミークラス症候群の予防体操をスタート。3日目に避難所の方が自転車(子供用)を貸してくださり、以来、避難所3ヶ所、活動場所は5ヶ所に毎日通い、ストレッチや脳トレをまじえた体操をしています。 避難所ではお時間ある方体操しませんか?という感じで、会話をしながらゆったりやっています。体操自体は20〜30分ですが、おしゃべりの時間も大切にしたいので、毎日少しずつ到着できる時間がずれてしまいます。それでもみなさん楽しみに待っていてくださいます。当初は生活を立て直すために忙しかったこともあり参加者もまばらでしたが、3週間続けているうちに腰痛や関節痛が楽になったなど効果もでてきて、口コミで参加者も増えてきています。 その場にいる方の年齢、要望に合わせてプログラムはいろいろ提供しています。なかには102歳の男性もいらっしゃいます。避難所で子どもがフープ! 地元新聞・新潟日報に、フラフープを用いたフィットネスのボランティア指導の様子が掲載されました。今回の被災によって、新潟に避難して来ている大勢の子ども達。その子達へ向けて、HOOPBOON(フープエクササイズ)で運動指導のボランティアを行いました。子ども達が運動でストレスを解消し喜ぶ姿を見て、フィットネスの大切さを再認識。見守る周囲の大人達も次第に明るくなる様子が感じられました。「子ども達の笑顔を取り戻す事も、フィットネスインストラクターの使命」と強く感じたひと時となりました。 年輩の方からお茶に誘っていただいたときに、土鍋でご飯を炊くコツ、川で洗濯するコツなど教えていただきました。今後の生活とレッスン 震災前は週23本のレッスンを担当していましたが、今は、ゼロです。クラブもまだ営業再開の目途が立たず、サークル活動も体育館などが避難所になっていたり、安全確認が後まわしになっていたりで、活動場所が確保できず、休止を余儀なくされています。まだこの状態が半年くらいは続くと覚悟しています。 4月に入って生活のために就職活動を始めましたが、市町村の臨時職員などの話があるものの、その仕事をするとインストラクターの仕事ができなくなってしまいます。その一方で、これまで一緒にフィットネスを続けてきたメンバーさんたちが自分を待っていてくれることを思うと、1日でも早く環境が許すところからレッスンを復活させたい。そんな気持ちの中で今過ごしています。今でも朝目を覚ますと、夢であって欲しいと思います。冨田夕子さん(宮城県気仙沼市)フリーインストラクター近藤智子さん(新潟県長岡市)日本フープ協会アドバンスインストラクター♥REPORT 02♥REPORT 03避難所では布団にいることが多いようですが、体操の時間が近づくと、起きて待っていてくださるのだそうです子どもたちの笑顔を取り戻す事もフィットネスインストラクターの使命だと感じました震災後3日目。避難所の人が貸してくれた自転車で巡回指導スタート避難所の方も体操の時間を楽しみに

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