『月刊NEXT』 No.48
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36March,2011 www.fitnessjob.jpvol.3進め!「資格取得」の道フリーインストラクター堀 慎二さんプラスαのスキルを活かして生き生きと活躍するインストラクターに資格と仕事のリアルな関係をインタビュー。キャリアアップの生き字引に学べ!フィットネスの経験も活きる将来性が高い鍼灸師の資格(社)日本フィットネス協会公認ディレクター/(社)日本フィットネス協会公認エグザミナー/大塚製薬(株)アミノバリュー契約プロ/介護予防指導員/鍼灸師現在週に8本のレッスンと養成コースの講師およびインストラクターの研修・資格を取った年齢 25歳・何の資格を取ったの? はり師・きゅう師インストラクター・トレーナーのキャリアパスがもっと広がるprofileオープンキャンパス 3/5(土)[10:00~13:00]AO入試 3/5(土)[14:00~] (社会人・推薦)入試 3/20(日)[10:00~]大阪市東成区中本4-1-8 TEL.06-6976-6889 http://www.morinomiya.ac.jp●学科の特色について ●体験実技 ●キャンパスツアー ●入試ガイド●就職対策について●奨学金の相談2010年度最終の開催となります 森ノ宮医療学園「知れば知るほど鍼灸の奥深さに魅力を感じます。薬を与えるのではなくて、体が本来持つ力を引き出す点で、エアロビクスと鍼灸は共通していると思うんです」 現在エアロビクスの現役指導者として活躍する堀慎二さんは、こう話す。一見運動と鍼は結びつかないもののように思えるが、実はそうではないらしい。鍼は自然治癒力へ働きかける手法。エアロビクスは身体を使うことによって改善へ導く手法。根底にある考えはとても似ている。運動と鍼のコラボレーション「今の時代はお客さんも質の高いトレーニングを求めてくる。一方で、高齢化も進み、より具体的な症状へ働きかける力量も必要とされます。そんな時、鍼灸師の資格は大いに役に立つと感じています」 顧客ニーズの細分化は今後も大きな課題。そこへ柔軟に応えるスキルが必要なのだ。堀さんの先輩、吉田美智子さんもこう語る。「クラブに治療院がある所も多くなってきています。少しずつ理解が広がってきて嬉しいですね。インストラクターやトレーナーは、人とのコミュニケーションスキルは元々高い。そんな人が鍼灸師をやると、一般の人よりもうまく治療が行える場合も実は多いんですよ」 鍼灸師は医療の知識だけでなく、人生経験も必要。日々お客さんと密に接する職業であれば、鍼の治療を行う時、双方の経験を活かして相乗効果を生み出し活躍することができるというのだ。ビジネスの差別化にも有利 ビジネス的な面から見ても、鍼灸師の資格を持つことはライバルとの差別化にもなる。国家資格という明確なものを提示できれば、新規顧客開拓の幅も広がる。もちろん既存顧客の痛みを取り除いてあげたりと、一歩踏み込んだトレーニングを行うことも可能になる。ある程度確立されたトレーニング方法は、アルバイトでも出来てしまう時代。そこに甘んじていたら自らの職域は狭くなってしまう。「いつか、スタジオやジムと鍼の設備を併設させた施設を作りたいですね。メディカルのトピアで〝メディトピア〞。僕が鍼灸やトレーナーの仕事をして、傍らには医者や薬剤師もいる。そんな施設を実現させたいです」 吉田さんも同じ志をもっている。 時間とお金のかかることだけど、自分へ投資すればその分お客さんを喜ばせることができる。もっと自分の可能性を見つめてほしいと話す堀さん。鍼灸師という資格を手にし、終始熱く夢を語るその姿は、鍼灸の世界の素晴らしさそのものだ。撮影協力:東急スポーツオアシス新宿店鍼灸学科/柔道整復学科

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