『月刊NEXT』 No.47
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目標体調管理をして、充実したレッスンを提供すること将来の夢 指導のレパートリーを増やして、いろいろな人に身体を動かすことの楽しさを伝えながら、自分の可能性を広げる2011年のaerobics原田京さんフリーインストラクター1985年12月12日生まれ 射手座 O型 25歳明治学院大学在学中、芸能プロダクションに所属し、ミュージカルやテレビに出演。A.E.Cエアロビクスインストラクター養成コースを経て、東急スポーツオアシスで2010年10月デビュー。 ミュージカルや芸能関係の仕事など、人前で自分を表現する仕事をしてきた原田京さんがインストラクターに転身したのは、母の変身がきっかけとなった。更年期で体調も悪そうにしていた母が、ある時を境にみるみるキレイになり、友だちと遊びにいくことも増えた。聞くと、10㎏も痩せたという。その変身の裏に、エアロビクスがあったことを知る。 「それを聞いて、エアロビクスってどんなものなんだろうって半信半疑で参加してみたのですが、やってみると楽しい!ダンスは、小学生時代からジャズ、ヒップホップ、バレエと続けてきて、ダンスの楽しさを幅広い年齢層の方々に教える仕事に興味もあったので、即決でした。思い立ったらすぐ行動。レッスンを2回受けただけで、養成コースのオーディションに応募しました」 だが、養成コースでは思いのほか苦労した。まず、ステップ名が分からない。キューイングもダンスとは異なり、エアロビクスでは数カウント前のキュー出しが求められる。身体に染みついたダンスの曲線的な動きも、エアロビクスで求められる動作スキルを身に着けるうえでは邪魔になった。 「一番衝撃を受けたのが、極度の緊張の中で受けたキューイングのチェックで、講師の宇津城久仁子先生に『笑顔以外、何も良くない』と淡々と言われたこと。前職で、自分をよりよく見せる術は身につけていたのですが、それだけということ。すごくショックで、もうこんなこと言われないように頑張ろうと奮起しました。それからは、寝る間を惜しんで練習の日々。家でも、公園でも。ビルの大きな窓を鏡にして練習したことも。デビュー後も、コリオを考えて1日が過ぎてしまったり、ボイスレコーダーでキューイングをチェックするなど、言ってくださる方がいない分、自分で妥協することなく取り組みたいと思っています。新人なので、まずは頑張ることが取り柄です!」 2011年の目標は、「体調管理をして、充実したレッスンを提供すること」。デビューして間もなく、完全に声が出なくなり1週間代行を出してしまった経験で、プロとしての自己管理の重要性が身に染みたという。「骨盤調整やダンス系のレッスンなど、レパートリーも増やして、とにかく色々なことにチャレンジしていきたいです。キッズクラスや、クラブ外のイベントなどにも興味があります。多くの人に身体を動かすことの楽しさを伝えながら、自分の可能性を広げていきたいと思います」NEW FACE FILE 0210February,2011 www.fitnessjob.jp

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