『月刊NEXT』 No.44
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6〜7歳頃3〜4歳頃1歳頃0歳頃&HealtyベビーHappyキッズを育てよう 3カ月から4歳くらいまでの赤ちゃんの成長は個人差が大きいので、周りの子と比べて遅くても慌てなくてもいいという。体幹をしっかり育てるためには、むしろ歩行を始めるのは遅いくらいがいいのだ。体幹、バランス感覚、リズム感、空間把握が発達すると体を丸めたり頭を下にすることもできるようになり、スキップやでんぐり返しができるようになる。 赤ちゃんの身体の発育発達のステップに合わせて、その時々で適した能力を習得するように手助けしてあげよう。発達の階段をゆっくり登ろう運動のもとを作る基礎的な動きの獲得高度な動きの獲得〜1歳頃〜3歳頃4歳〜※ステップアップの年齢はあくまでも平均的な発育発達をもとにした目安であるため、個人差があります。おすわりで直立への最終準備おすわりができることで、両手が自由になる。頭や体幹部に対して軽い両手を上下左右に動かすことで、インナーマッスルの小さな筋肉が刺激される。おすわりの姿勢で骨盤が前傾することで、脊柱がそれまでのC字からS字カーブとなり、直立に向けて骨格が整っていく。両手を使ってできる遊びで、音やリズムを楽しもう。空間把握&真似る能力を鍛える1歳前後から空間把握ができるようになってくる。距離、立体を把握して歩き始めると一気に行動範囲が広がり、「ぶつかる」「踏み外す」など親からするとハラハラする時期だが、そういった経験を重ねて空間を把握できるようになる。「高い高い」やお母さんと一緒にやる簡単なリトミックなどで動きを真似させるのもよい。下肢が発達して全身の協調性が取れてくる下肢が発達してジャンプをしたり走る動作が多くなる。全身の協調性がとれて、動物から人間らしい完成形に。公園にある遊具やトランポリンなど、重力の変化を教えるのもいい。幼稚園など他人との触れ合いを利用して、ダンスなど大勢で一緒の運動をしたり、色々なゲームをするなど社会性が身に付く運動を。ボール遊びなど道具を使うのも◎。聴覚、嗅覚、皮膚感覚、視覚の発達体幹の動きの獲得上肢・肩甲帯の動きの獲得下肢・骨盤帯(股関節)の動きの獲得全身の協調性の獲得粘り強さ(持久力)の獲得力強さ(筋力)の獲得各スポーツに特化した能力の獲得身体能力の完成、知力・脳力の発達筋肉・骨格系の発達呼吸・循環器系の発達脳・神経系の発達November,2010 www.fitnessjob.jp11

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