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2016.02.29 月

歴代最高と言われたNBAダンクコンテスト2016 – 驚異的な跳躍力の秘密

海外トレンド

アスリートパフォーマンス情報サイト『CNC mag』の中からスポーツパフォーマンス向上に役立つ記事をご紹介します。

CNCmag

歴代最高の名勝負と言われたNBAダンクコンテスト2016。Aaron Gordon選手とZach Lavine選手、若き二人の選手の跳躍力の秘密はどこにあるのか?彼らがトレーニングしているパフォーマンス施設の分析結果を公開します。

アメリカでは2/14にNBAオールスターゲームが行われ、高卒で20年間もの間NBAのトップスターとして君臨してきたKobe Bryant選手の最後のオールスターゲームという事で大いに盛り上がりました。その前日には3ptコンテストとダンクコンテストが開催されます。

近年、ダンクコンテストはありふれたダンクばかりでファンもマンネリしていたのですが、今年はとてつもない勝負が繰り広げられました。

Aaron Gordon選手とZach Lavine選手です。二人ともまだ二十歳ですが、とんでもない跳躍力の持ち主です。

一度ダンクコンテストの動画を御覧ください。

2人がトレーニングしているパフォーマンス施設の分析結果

Aaron Gordon選手の特徴:

彼の強みは瞬間的な筋収縮によるフォース(力)を生み出す力が他の選手と比べてとても優れています。ドロップジャンプの際のピーク・コンセトリック・フォースが通常のNBA選手の比べて非常に高い事がわかっています。

これは、着地した瞬間に自分のCOM(重心)を爆発的に加速できる能力が備わっているという事になります。

Zach Lavine選手の特徴:

彼の強みは、Peak knee extension accelerationがとても優れている。どういうことかというと、膝の伸展加速度の最大値が非常に高いとうことです。さらに簡単にいうと膝の伸びが他の選手に比べて速い。

Zach Lavine選手の膝の伸展による上方(空中)への加速は過去に類をみないほどだそうです。膝を伸展させる筋肉群は跳躍に関して非常に大きな要素となります。

二人の跳躍力の源の違い – Concentric Force vs. Acceleration

このように、二人の選手の跳躍力の根源が違うことがわかります。Aaron Gordon選手は筋収縮力なのに対してZach Lavine選手は加速度です。同じ高さを跳べていたとしても、その選手のどの能力によってそれが発揮されているかを知ることはトレーニングを組み立てる際に大きな違いに繋がります。

筋収縮に長けている選手は筋収縮力を維持しながら加速度を鍛えるトレーニングをすればさらに能力はアップするかもしれません。対照的に、加速に長けているタイプの選手は加速度を保ちながら筋収縮力をアップさせてより力を生み出せることが出来ればさらに能力は増すでしょう。

“高く跳べる”二人の身体能力の秘密はそれぞれ違ったものなのです。

>>Write By YUTA IMADA
yuta_imada-150x150カリフォルニアの大学を卒業後、すぐにプロバスケットボールチームで3シーズン、ヘッドストレングスコーチとしてトレーニングを指導。その後、トップアスリートや一般のパーソナルトレーニングを開始。それぞれの競技や生活に必要な動作を分析し、個人に完全カスタマイズしたトレーニングプログラムを提供。アメリカのスポーツ科学と日本の繊細なトレーニングを融合させ、体軸や足裏を重要視した独自の理論を元に現在も指導中。 Certified Mental Coach, ROCKTAPE FMT. 理学士:Kinesiology

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