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2015.10.27 火

陸上トレーニングの変遷とスイマーのためのファンクショナルトレーニング

トレーニング
スイミング

日本代表競泳チームトレーナーによるファンクショナルトレーニング講座

ロンドン五輪で過去最高数となるメダルを獲得した、競泳日本代表チーム。その結果を裏で支えているのがトレーナーチームだ。

しかし、競泳日本代表も昔からファンクショナルトレーニングを取り入れていたわけではない。その変遷と現在のトレンドについて話を伺った。

「陸上トレーニング」から「ファンクショナルトレーニング」へ

2000年前後、競泳界の陸上トレーニングといえば、ウエイトが中心であり、水中トレーニングと分けて考えられていた。そのため、筋骨隆々とした選手が多く、それに伴って関節を故障している選手もいたと話すのは、現在競泳選手のコンディショニング専任のトレーナーとして活動する、小泉圭介さん。
「私が競泳の世界にきて最初に見た選手は、筋力が強すぎて、その反動で関節に故障を起こしていました。関節を柔らかく使うことが要の水泳ですが、つけすぎた筋肉によってその関節を痛めつけていたんです」 陸上トレーニングと水中トレーニングをイコールで結びつける考え方は、まだ当時の競泳界には存在していなかった。泳ぐための技術は水中で、パワーをつけるためには陸上で、というやり方が一般的だった。しかし、筋力をつけるよりも先に、陸上で水泳のためにやるべきことがあるのではないかと考えた小泉さんは、『身体の使い方』をマスターすべきだ
と考え、ファンクショナルトレーニングを取り入れるようにした。

「最初は、簡単な基本すらできませんでした。たとえば瞬発力の発揮の仕方だとか、パワーの出し方といった筋力の応用的な使い方は素直にできるのですが、体幹だけを止める、動かすということになると、急にできなくなる選手が多かった。ウエイトやセルフケアなどはすでにやっていましたが、人が本来持つ身体の動きに合わせた基本の土台をつくる、ファンクショナルトレーニングが全く整理されていなかったのです」

そこで、まずは基本の体幹から身体を動かすということからじっくりと教え込んだ。それが、2008年の北京五輪前後から始まり、2012年のロンドン五輪を終え、基本となるファンクショナルトレーニングの道筋作りは完了した。今では競泳選手のほとんどがファンクショナルトレーニングに取り組み、そのおかげで故障が少なくなったという。

水泳という競技は、環境自体がすでに特殊な状況にある。その特殊性を理解したうえで、どうすれば水中=陸上になるのかを考えて、根本的な身体の動かし方を習得していくことが、水泳におけるファンクショナルトレーニングの大きなポイントだ。

明日は「STEP1 スイマーのためのファンクショナルトレーニング」をお伝えします。

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