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2015.09.03 木

スポーツ動作を意識したトレーニングが可能な”STROOPS”

トレーニング

通常のトレーニングを行う際には、バーベルなどの重量・回数で自身のパワー出力を数値化し、プログラムすることが可能です。

しかし、その次のフェーズとして強化した身体を、上手くスポーツ動作に結びつけてパフォーマンス向上を実現できるかは、「意識」・「感覚」を通して神経筋が働かないと困難です。そして、そのスポーツパフォーマンスを向上させる 1つの鍵として”運動連鎖”があります。

STROOPSを使ったトレーニングは日本では未だ認知度は低いですが、既に世界50カ国に広がりをみせており、アメリカにおいてはNBA®、MLB®、NFL®、NHL®などのメジャープロスポーツにも深く浸透しているトレーング方法です。そんなSTROOSのスポーツトレーニングについてSTROOPS-JAPANの早稲田氏、水川氏に解説してもらいます。

スポーツ動作のままでトレーニングできる

最大の特徴は「スポーツ動作のまま、最大のスピードで多面的なトレーニングができること。ウェイトトレーニングではなかなか分かり難い体幹から四肢への力の連動性という身体感覚を意識できるので、効率的なパフォーマンス向上を実現する最新のファンクショナルツールである」ということです。

STROOPS②

爆発的なパワーと全身筋持久力を鍛えるためのビーストバトルロープトレーニング

一つ一つの運動・動作でのパフォーマンスは、様々な要因から成り立っており、身体のパーツを統合してトレーニングすることが重要です。運動連鎖における体軸はパワー、安定性、バランス、柔軟性の伝達を決定づけ、最高のパフォーマンスはこれらの要因なしでは成し得えません。STROOPSは、単一部位・動作のトレーニングではなく、体幹と四肢の連関と関係を維持しながら、一連の運動連鎖をトレーニング可能とするトレーニングメソッドです。

そのため、STROOPSは、スポーツや競技のパフォーマンス向上を実現する各レベルでのトレーニングに応用可能であり、野球、サッカー、バスケットボールといった球技はもちろんのこと、格闘技トレーニングにも取り入れることが出来ます。

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出典:STROOPS JAPAN

あらゆるスポーツに適応可能なトレーニング

下図は某大学のスピードスケート部の練習風景です。

スライドボードを使って、選手がSTROOPSのDiamond Linx※を装着し、横からSTROOPS(Slastix)をつなげています。

Diamond Linxは人体の後側にある対角線上の筋肉の動作ライン(ファンクショナル・バック・ライン)に沿ったツールで、身体の回旋・対角線上の動作、スポーツで言うならば、野球・サッカー・格闘技はもちろん、サーフィンなどのアクションスポーツにも最適です。パワートレーニングだけでは難しい各スポーツ動作に対する神経筋を刺激してくれます。

そして、横から負荷をかけることで、負荷がないポジションからは加速し、加速した自分の身体を停めるための減速も一緒に身体に覚えさせることが出来ます。

高崎大

↑ある大学のスピードスケート部の練習風景

――フェンシング協会強化指定選手のトレーニング指導を行っている水川氏はトレーニング後の大きな変化について述べている

代表の中でもAレベルの選手となると筋力があるのは当然であり、日々のトレーニングを重ねるだけではそれ以上パフォーマンスレベルを上げることは難しい。いかに効率的に筋肉を使えているかが重要になってくるのです。

STROOPSを使ったトレーニングでは運動・動作を連動させてトレーニングを行うため、筋肉に対して力を入れるタイミングだけでなく、”力を抜くタイミング”を身体で覚えることが出来たことで競技中もより長く、効果的に力を使うことが出来るようになっています。結果として、これまで一度も超えることが出来なかったベスト4の壁を初めて超えることが出来たことが出来たのです。

スポーツチームなどでの導入も拡大

STROOPSの魅力としては以下の4つがあげられますが、もっとも魅力的なことは屋内・屋外と場所を選ぶことなくトレーニングが可能な点です。チューブさえあればどこであってもトレーニングが可能なため、個人での利用に加えてスポーツチームやアマチュアのスポーツクラブであっても手軽に競技にあったトレーニングを行うことが可能になります。

  1. バーベル等の負荷を持つことがないので、負荷の重力を感じずにトレーニングが可能。
  2. ケーブルマシーン等のケーブルの方向性を無視した動き、例えばジャンプや方向転換などが可能
  3. 負荷がかかる身体の部位を変えることができるので、体幹にかかる強度を自由に変化させることが可能
  4. 屋内・屋外・陸上・水中に関わらず装着してトレーニングが可能

トレーニングを始める上ではしっかりと資格を持ったトレーナーに基本動作に加えて、それぞれのスポーツ競技にもっとも合った移動動作を組み合わせたトレーニングメニューを作成・練習内容に組み込むことで個人・チーム全体のパフォーマンス向上につながるでしょう。

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取材/協力  STROOPS-JAPAN

>STROOPS JAPANオフィシャルサイト(STROOPSライセンス発行元 )http://stroops-japan.com/
>セノー株式会社(STROOPS製品総販売元 ) http://www.senoh.jp/pickup/stroops/
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