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私の体調管理

全身のパワーとコーディネーションで、 オーラを放つ、美しいカラダに


【進化する女性のためのフィットネス(3)】

日本女性の美を支えるトレーナー・インストラクターたち。 自身も輝き続ける女性指導者に、進化する日本女性のトレーニング・フィットネスについて話を伺った。年齢とともに、時代とともに、進化し続ける女性が輝き続ける秘訣とは。

(「月刊ネクスト」特集より)

<お話を聞いた方>

池澤智さん

*トータル・ワークアウトプレミアムマネジメント株式会社 代表取締役社長

パーソナルトレーナー

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パーソナル・トレーナーを目指し、トータル・ワークアウト創設者ケビン山崎の元へ渡米。多くの有名人やセレブのボディメイクを手掛け高い評価を得る。2012-2015 ミス・ユニバース・ジャパン オフィシャルトレーナーとして、ファイナリストたち46 名のボディメイクをプロデュース。

六本木ヒルズには、自身が考案した美しいカラダをつくるための高タンパク質・低脂肪・低糖質メニューを提供するカフェ、『TOTAL FOODS』がある。著書に「つよくやさしくうつくしく」(ぴあムック)、「トータル・ワークアウト式 3 週間ダイエットバイブル」(法研)、「モテからだレシピ」(ヴィレッジブックス パンツェッタ喜久子共著)、「なりたいカラダになる食材のルール」(実業之日本社)、「代謝を上げると仕事が進む」(日本経済新聞出版社)。

ミス・ユニバースにみる日本女性の美しさの変化

 ミス・ユニバース・ジャパンのオフィシャルトレーナーとして、ファイナリスト46名のボディメイクをプロデュースする池澤智さん。
 ミス・ユニバース日本代表にはパーソナルで、カラダづくりを担当し、世界で通用する美しさを惹き出すトレーニングを提供し続けている。今年1月には2014 ミス・ユニバース日本代表として辻恵子さん(20歳)を送り出したばかり。そこで“世界に通用する女性の美しさ”ついて尋ねると面白い話をしてくれた。

 「世界大会は全88か国が出場します。各国の美のトップが出場して競い合うのですから、日本代表も世界の美の定義で選ばれるはずです。私が感じた世界の美のコンセプトは“インディペンデント・ボディ(独立した身体)”。自分らしさがあり、それを美しく表現できる身体のことです。「日本人女性の多くは、華奢なほうが良いと思っていて、ボディメイクも体重や体脂肪を落とすという数字的な部分や、見た目の絞れた感じを求められました。ですが、日本でも美の定義が世界評準に近づいていると感じます。」

 審査では、ウエストが細いとか、手足が長いといった体型を見ているのではなく、その人が全体として評価される。多少、脚が太くてもランウェイを歩くと、ものすごく華やかだったり、座っているだけでも魅力にあふれていたり。つまり動いていても、静止していてもオーラが出るカラダが高い評価を受ける。そのために、池澤さんは、女性自身が持つ細かな筋肉をひとつずつ動かせること、しなやかなカラダになることに重点を置き、指導を続けてきている。

オーラを放つ、美しいカラダの作り方

 2014 ミス・ユニバース日本代表の辻さんには、動きながらカラダ作りをしたと言う。


 たとえば美しい歩き方のトレーニング。歩き方は専門のウォーキング指導者がいるが、その前に、池澤さんが歩けるカラダ作りをする。「まず行うトレーニングにダッシュがあります。早く走ることではなく、スプリントバイオメカニクスという筋肉の動きを体感してもらいます。適切なポスチャーは、体が前方に6度傾斜して、手の角度は90度。脚を上げた時の膝の角度20度と70度など。専用のトレッドミルで走行面の傾斜やスピードを変えて同じポスチャーをとれるよう、神経と筋肉の連動を作っていきます。」

 走るという動作は日常生活で最も全身のパワーが必要となる大変な動き。それができれば、座る、歩くといった動作は自然に軽やかにできることになる。

 また、プライオメトリクスというトレーニングも取り入れている。床の上に書かれた十字の枠に1~4の数字がついていて、前後左右に飛ぶ。十字のライン上に上半身を固定しながら下半身だけを動かす。「これができると、上半身と下半身をセパレートして動かす能力が身につきます。そうすると切り返し動作のキレがよくなり、迫力が出るようになるのです。」
 さらにジャンプ力もつける。「ジャンプは、下半身の力を上半身に伝え、上半身でとった力をまた下半身に伝える連動です。先ほど説明したダッシュはX軸(横)の移動ですが、ジャンプはY軸(縦)の移動。X軸とY軸が広がるほどベクトルが広がって、しなやかになるのです。」

 ミス・ユニバースのカラダ作りには、食事も欠かせない。「食事というのは運動と違って、毎日3回あるわけです。これがずっと続いていきますから、無理をすると、表情に出ます。つまり食事制限でストイックな食事をすればストイックな顔になってしまう。また女性の場合は、女性ホルモンの影響を心身ともに受けやすいので、身体にいいもの、美味しいものを食べることは非常に大事なのです。

 「ファイナリストたちにも食事制限はあまりしません。辻さんの場合も、何をどう食べるとカラダや心が美しくなれるかという視点で食事の仕方を提案しました。」とくに食事に関しては、お手軽なコンビニ食や加工食品などには注意が必要だと強調する。
「見た目は食べ物だけど、中身は大丈夫?という視点で食べるものを見て欲しいのです。ヘルシーに見える野菜やおにぎり等でさえ、確かなものかを見極めたいですね。これは、人も同じです。見た目はスタイルがいいけど中身はどうかと。要するに質を重視しないと、美しさは手にいれられないのです。」

自分だけの美の定義を持つ

 「いろいろな方とお会いして感じるのは、美しい人は自分だけの美の定義を持っていると感じます。

 ミス・ユニバースに求められていることと一緒で、結局は自分らしさ。それを作るのは、トレーニングや質の良い食事も大切なのですが、好きなこと、楽しいこと、美しいものに触れるなどの刺激も非常に大事だと思っています。とくに女性の心身は、生涯、ホルモンの影響を受けやすい。そんな変化する自分も客観視できることが大切です。

 私自身もホルモンバランスが崩れているなと思ったら、それを受け入れ、できるだけ楽しいなと思うところに行くことにしています。」

 お客さんとのセッションで「いつも元気ね」と言われることを目標にしている池澤さん。ポジティブな意識を常に持てる環境に自分を置くことが女性の美を支える原動力になっている。

(「月刊ネクスト」2015年3月号No.96より)



☆LIVE編集部

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