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子どもの元気

子どもたちよ、根源的な問いに答えよ


こんにちは。フィットネスビジネス編集長の古屋です。

『漫画 君たちはどう生きるか』(マガジンハウス刊)が、売れているということなので、原作の吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』(岩波文庫刊)を読んでみました。

日中戦争に突入する寸前、軍国主義が色濃くなるタイミングの1937年に、ものがたりというスタイルをとって子どもたちに本当の人間らしさを伝えようとした本書。

今を生きる大人が読んでも、そこに普遍的なメッセージをたくさん読み取ることができます。

もし本書を読んで首肯するところがあるなら、ぜひ漫画版のほうでもよいので、お子さんに読ませてあげてほしいと思います。

以下、本書より、私自身が気づきを得たいくつかの箇所を引用してご紹介したいと思います。

 「あるとき、あるところで、君が感動を受けたという、繰り返すことのない、ただ一度の経験の中に、そのときだけにとどまらない意味のあることがわかってくる。それが、本当の君の思想というものだ」。
 
 

「モノを生産して世に送り出している人と、何も生産しないで、ただ消費ばかりしている人と、どっちが立派な人間か、どっちが大切な人間か。(中略)生み出してくれる人間がいなかったら、それを味わったり、楽しんだりして消費することはできやしない。生み出す働きこそ、人間を人間らしくしてくれるのだ」。


 
「偉人とか英雄とかいわれる人々が、その非凡な能力を使っていったい何をなしとげたのか、また、彼らのやった非凡なこととはいったい何の役に立っているのかと、大胆に質問してみなければいけない。非凡な能力で非凡な悪事をなしとげるということも、ありえないことではないんだ。(中略)本当に尊敬ができるのは、人類の進歩に役立った人だけだ。そして、彼らの非凡な事業のうち、真に値打ちのあるものは、ただこの流れに沿って行われた事業だけだ」。
  
「よい心がけをもっていながら、弱いばかりにその心がけをいかしきれないでいる、小さな善人がどんなに多いことか。世間には悪い人ではないが、弱いばかりに、自分にも他人にも余計な不幸を招いている人が決して少なくない。人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な気魄を欠いた善良さも、同じように空しいことが多いのだ」。
  
「ぼくは、すべての人がおたがいによい友だちであるような、そういう世の中が来なければいけないと思います。人類は今まで進歩してきたのですから、きっと今にそういう世の中に行きつくだろうと思います。そしてぼくは、それに役立つような人間になりたいと思います」。
  


 生きるとは?働くとは?人間とは?社会とは?

こうした根源的な問いに、真正面から向き合い、自身がどう生きるべきかを明らかにしようとする思考を子どものころから養うことはとても大切なことだと思います。
  
 漫画版は、糸井重里氏がツイッターで絶賛したそうですが、この岩波版では、巻末で、丸山真男が「本書の主人公のコペル君の立場に自分を置くことで魂をゆるがされた」と回想している文書が付載されていたことも追記しておきます。
 



☆LIVE編集部

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