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子どもの教育と幸せを考える


こんにちは。月刊ネクスト編集長の岩井です。


2017年11月3日の文化の日、娘が通う小学校で教育講座が開かれました。
講師は精神科医で、ノンフィクション作家の野田正彰氏。
教育のはじまりにさかのぼり、現代日本の子ども・親・教師について考察する内容でした。
小学校2年生の娘を持つ一人のママとしての学びを備忘します。

教育のはじまり

講師の野田正彰氏は、教育について「一つの共同体が他の共同体より強くなるためのもの」と定義し、現在の教育の弊害について人類の歴史を遡って紐解きます。


人間本来の社会は、数十万年の昔、人が採取と狩猟(基本的には採取)を糧に暮らしていた時代にあるといいます。

その後、農耕が始まったのは、今から約1万年前。

農耕も、最初は焼き畑などの移動農業だったところから、次第に定畑農業に移り、食が安定することで子どもが増え、富の蓄積も始まりました。

そこから貧富の差が生まれ始め、富を多く持つ人へのねたみ(羨望)が生まれ、やがて、人々はこの羨望を通して評価されるようになっていきます。

そして、それが共同体同士での競争や対立へと繋がり、戦争文化へと入っていくという経緯をたどったといいます。


農耕社会になって以来、対立で勝つことを喜ぶ文化が浸透し、戦いの文明が発展し、現代があります。

その中で、教育は「他の共同体より強くなる」ためのものとして、国家が他の国家との比較の中で、より強く、より富むことを幸せだと認識するように方向づけるのが現代の教育というわけです。


野田氏は、農耕社会が生まれる前の生活は、比較も争いもなく、平等で自然と一体化した生活だったことを、現在も残るアメリカやアフリカの先住民の生活から学ぶことができると話します。

その社会では、人は仕事は3時間以上せず、男性も女性も、狩りが上手な人も、採取をする人も、それぞれの役割として尊重し、誰かが特別に賞賛を受けるわけでもないといいます。

遊びの中にも、競争の楽しさはあるものの、一方が勝つことでなく、両者が対等にバランスをとることに楽しさを見出す遊び方をしているといいます。

こうした先住民の生活に、人間社会の本来の在り方や、人にとっての幸せが見いだせるはずだと話します。

人との争いや比較でなく、自分の限界に挑戦することに楽しみを見出し、人と人との繋がりにぬくもりを感じることの幸せを見直そうというメッセージでした。

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親の不安と子どもの幸せ


ただ、現実社会は競争社会が蔓延していて、一般社会では、子どもたちも否応なく競争社会に巻き込まれます。

子どもたちの幸せを思う親世代もまた、受験戦争の中で育ってきていることから、そのマインドセットが、無意識のうちに子どもたちを競争軸で成長を促し、競争や対立で勝つことが幸せに繋がるというマインドセットを子どもにも植え付けてしまいがちです。


近年日本でも所得格差や学歴格差などが拡大し、子どもの幸せを思う気持ちと将来への不安から、習い事や学校選びが過熱し、本来の社会性を身に着けられるはずの遊びや、本来は競争の概念がないはずのフィットネスにも、競争原理が持ち込まれていることに気づきます。

学校教育や格差社会が保護者の不安をあおり、そこに保護者も子どもたちも引き込まれてしまいがちです。


野田氏のお話を聴き、親が「幸せ」の定義を改めて見直すことが大切だと感じます。

私自身も、休みなく働き、少しでも多く稼ぐことが幸せにつながると信じてきました。

娘にとっても、同年代のお友だちより先に何かができることや、うまくできたりすることに嬉しさを感じてしまいます。

でも、大事なことは子ども本人が、自分を高める挑戦に楽しさを見いだせているかどうか。人との比較でなく、子ども自身が自分ができることを高め、お互いの強みを尊重し、協力することで、心豊かに生活できることを体験して欲しいと感じます。


今回の講義の最後に、「自殺してしまう子どもに、何があればよかったのしょうか」という質問がありました。

野田氏の答えは、「現代社会では、競争社会がベースにあるので、いじめはなくならない。大事なのは、いじめられたり、孤独を感じている子を独りぼっちにしないこと」というお話がありました。

お友だちでも、先生でも、親でも、誰か一人でもその子の味方がいるだけで、その子は救われると。


親は子どもにとって一番近くにいる存在。

親として、子どもとの関係には、競争原理は持ち込まず、人本来の幸せである、人と人の温もりを感じることを一緒に味わおうと思った次第です。

そして、人に勝つことでなく、自分の限界を超えることを楽しいと感じられるように、子どもの気持ちを大切に育てていこうと思ったのでした。



☆LIVE編集部

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