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私の体調管理

筋膜を緩めて、動きやすい身体をつくる


こんにちは!
トレーナーの岩切です。

前回「おでこをこすってみてください。前屈がラクになりませんでしたか?」という投げかけをしました。
やっていない方は、試してみください。

これは、すべての方に効果があるとは限りません。
特に柔軟性が元々高い方はわかりにくいかもしれません。

しかし、イベントなどで行ってもらうと、80%くらいの人に変化が現れます。
このような変化がなぜ起きるのか? という話から始めましょう!

第2の骨格の役割を果たす、筋膜

前回、「筋膜」が身体の柔軟性のカギを握っているという話をしました。

筋膜は、身体全体を包んだり、筋肉や血管、リンパ、神経などの各組織を包んでいるほかに、姿勢を整えたり、身体が動くために重要な役割を果たしたりするために骨のような機能を持っています。

身近なもので例えるならば、傘の柄から出ている骨の部分のようなものです。
傘の骨がなくなったり、折れたりしたら、傘布はピンと張らない状態になって、傘の形状を維持できませんよね。

身体の中にも、身体の姿勢を維持役割する筋膜のラインが12本あり、身体の姿勢を安定させたり、動作をコントロールしたりしているのです。

その中の1本が、背中のラインです。

写真のように、足の裏からふくらはぎ、腿裏、お尻、腰、背中、首の後ろ、頭を通っておでこまで、身体の後ろ側の筋肉を繋げるための太い筋膜のラインでつながっています。

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筋膜は、姿勢を保つための重要なラインなのです。

このラインが緩くなると猫背になります。
反対に、このラインが緊張すると反り腰になります。背中を丸めにくい身体、つまり前屈がしにくい身体になるということです。

硬くなった筋膜は、圧を加えたり、ストレッチしたりすると動きやすくなります。

だから、おでこをこすると、この後ろ側の筋膜の一部が緩み、全体的に動きやすくなり、前屈がしやすくなったというわけです。

人の身体は、動かさないと各組織から「みずみずしさ」がなくなっていきます。
乾燥しているビーフジャーキーが、伸び縮みしないのと同じです。

みずみずしさを失った筋膜や筋肉に圧を加えたり、ストレッチしたりといったアプローチをかけることによって、筋肉や筋膜などの組織に水が流し込むのです。

これを「水和する」といいます。

40肩・50肩を改善するストレッチ

「40肩・50肩」といわれる症状が出ている人のなかには、広背筋(背中の筋肉)が硬くなったために、腕が上がらなくなったケースがあります。

これに対するアプローチをご紹介します。

①筋膜リリース

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・筒のようなもので、肋骨の横の部分に圧をかけます。
 ※写真は「ランブルローラー」という器具を使用しています
・転がすように動かしても良いですし、痛いところにおいておきくだけでもOKです。
・数分間続けてみてください。

②ストレッチ

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・①で圧をかけたところを写真②のようにストレッチしましょう。
・体側を全体的にストレッチすると効果的です。

「背中は関係ないのでは?」と思うかも知れませんが、肩が問題で腕が上がらない人よりも他に問題があって腕が上がらない人の方が多いのですよ。

ぜひ試してみてください!



☆岩切 誠

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