乾燥は大敵! 赤ちゃんの肌の保湿ケア
2017年2月14日
赤ちゃんはつるつる、ぷるぷるのお肌ですよね。
うらやましくなってしまいますが、実は子どもの肌はとても敏感でデリケート。
そんなデリケートな肌のお手入れ方法をご紹介します。
薄くて乾燥しやすい赤ちゃんの皮膚
皮膚の厚さは大人でも2ミリ程で、子どもの皮膚は大人の約1/2から1/3しかありません。
どうして「赤ちゃん」と呼ばれるのかというと、皮膚が薄いために泣いたときなど、血液の循環が高まり顔が赤くなるから、という説があるほどです。
ママのお腹の中にいたときは、羊水に包まれていたので、皮膚は乾燥することはありませんでしたが、誕生後は外気にふれることで、皮膚の表面から水分が蒸発し乾燥してしまいます。
かさかさの肌を見ていると、ママは「痛くないかな? かゆくないかな?」と心配になってしまいますね。
皮膚の役割は身体を守ること
皮膚の役割はいろいろありますが、重要な働きとしてあげられるのが「身体を守る」ことです。
病原菌や化学物質が、身体の中へ入り込むのを防いだり、太陽光線や外からの摩擦、気温の変化から体を保護しています。
また、痛さ・熱さ・寒さや触られていることなどを感じとるセンサーも備わっています。暑さを感じると、汗が汗腺から皮膚の表面に出て、汗が蒸発するときに熱がうばわれるので体温が下がります。寒いときには立毛筋を縮めて、体温を逃がしにくくします。
そして、痛みを感じるということは、自分の身体におきた異変を感じとることにつながります。もし痛みを感じなければ、怪我ややけどなどを放置してしまうでしょう。痛みは身体に起きた危険を知らせてくれます。
このように、皮膚は私たちの身体を守ってくれています。
赤ちゃんの肌におすすめの保湿ケア
子どもはとても汗っかきです。
皮膚の厚さと違って、汗を出す「汗腺」の数は大人と同じ数です。小さな身体に大人と同じ数の汗腺が集中しています。
汗をかきやすいうえに、乾燥もしやすいというデリケートな子どもの肌。汗をかいたらお風呂で洗い流し、その後は、潤いを保つために保湿をしましょう。
保湿ケアにおすすめしたいのが、植物の種子などから採れる植物オイル。
たくさんの種類がありますが、今回は保湿効果が高い「カレンデュラオイル」をご紹介します。
和名キンセンカと呼ばれる花を、オイルにつけ込んで有効成分を抽出したものです。
肌になじみやすく、潤いを与え、保湿・保護効果も期待できます。ベビーマッサージ用オイルとしても、使用してみてはいかがでしょうか。
※天然成分であってもアレルギーが起こる可能性はあります。パッチテストをしてから使用しましょう。
1.オイル少量を腕や太ももの内側に塗ります
2.そのまま腫れやかゆみ、赤みが出ていないか24時間様子を見ます
3.肌に赤みやかゆみなどの異常が現れた場合は、すぐにオイルを流します
つるつる、ぷるぷるだけど、デリケートな赤ちゃんの肌。
ママのお手入れで守ってあげたいですね。
☆加藤 香