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私の体調管理

姿勢が変わると人生が変わる?!


「Sitting is new smoking」
これは数年前からアメリカで盛んに言われている言葉です。


皆さんは1日どれくらいの時間座って生活や仕事をしていますか?
地球上で現代の人間ほど長時間座って生活している動物は存在しません。そんなに長く座っていると当然、他の動物に食べられてしまいますよね。
生活や業務の多くがPCやスマホに集約され、長時間にわたって座っている我々現代人にとって、健康に生活するには一体何が必要なのでしょうか?

長時間座ることによる、身体への悪影響

アメリカという国はみなさんもご存知のように肥満の方が多く、米国内での大きな社会的問題になっています。そのため、カウチポテト族なんて言う言葉もあるくらい、長時間座っているとどれだけ健康に悪いかというデータやエビデンスが数多く存在しています。

実は30分程同じ姿勢で座り続けていると、タバコを1本吸ったのと同じくらい身体に悪いというデータが存在します。

ちなみに1日8時間以上座って仕事や生活をする人は1時間程度の方と比べて61%も死亡率が上がるというデータまで存在しています。

長時間の座っていることでの身体の影響は、心筋梗塞、糖尿病、大腸がん、乳がん、子宮がん、頸椎捻挫、もやもや病、肩こり、脊椎の傷害、椎間板疾患、筋力低下、下肢静脈瘤、骨粗しょう症などあげればきりがありません。

しかも20分以上座り続けていると脂肪を分解する酵素の分泌が低下することもわかってきています。

仕事や業務そのものに特化するならば、肩こりや筋性頭痛、腰痛はなんと30%も業務効率を下げているともいわれています。ということは、業務中に起こりうる肩こりや腰痛を予防することで、業務効率そのものが30%も上昇する可能性があるのです。

私は職業柄、エンジニアさんをはじめとする1日中PCの前に座って仕事をしている方にたくさんお会いしていますが、これからお話するたった3つのことを行うだけで、業務効率が30%どころか、人生そのものまで変わった方もたくさんいらっしゃいます。

姿勢よく座りましょう

今回はその1つを紹介します。

まずPC作業が1日5時間以上ある人、お仕事そのものが座って何かを行う人、肩こり(頭痛)または腰痛がひどく、業務や生活そのものに支障をきたしている人はぜひ以下の事を行ってみてください。

もしかしたらあなたの人生も変わってしまうかもしれません。

それは、「姿勢を常に良くすること」です。

ずっと良い姿勢でいるのは、ずっと座りっぱなしで運動不足の皆さんには酷なことなので「常に良くするように心がける」だけでも十分良くなる傾向にあります。

腰痛には効きそうな気がしますが、なんで姿勢を良くすると肩こりが良くなるか疑問に持つ人も多いと思います。

友広
図の右のように姿勢が悪いと歯車が乱れ、肩が内向きになり、しなだれた首を持ち上げようとして肩がこります。

逆に姿勢が良いと左図のように歯車がかみ合い頸椎にまで良い影響を与え、首や肩の負担が減少します。

パソコンモニターの一を調整しましょう

さて、現代人の多くはPC作業を多くこなさなければなりません。そのうえで一番大事なことはPC環境にあります。PC環境というとwi-fiだとかbluetoothだとかを繋げるイメージかもしれませんが、ここでいうPC環境とは、ずばりモニターの位置を指します。


私が知りうる限りこのモニターの位置を変更するだけで、かなり業務効率があがり、痛みが減少し、QOL(生活の質)を向上させることができます。

私は以前、病院勤めを数年していたのですが、病院にはレセプトと呼ばれる保険請求業務があります。この業務に就く人は、レセプト時期にはそれこそ1日中PCの前で打ち込み作業を行うのですが、その多くの方は、やはり肩こり、頭痛や腰痛に悩まされている人ばかりでした。

それが、私がPC環境のアドバイスをしてからというもの、肩こりや腰痛は減少し、業務効率が向上したのです。半年後に一度元の位置に戻して業務したところ、なんと、ほとんどの人は1時間も待たずに首や腰が痛くなりました。それほどまでに彼らは首や腰に負担をかけながら毎日作業していたのです。

友広2
PCモニターの位置としてのポイントは、上の右図にあるように2つあります。


1つ目は肘の位置を90度に保つということ、2つ目は良い姿勢で座った目線がモニターの上1/3の位置にあるということ。これは左図のスタンディングデスクを使用しても同じです。
この2点を改善するだけで業務効率は飛躍的に向上するはずです。

数年前まではモニターの上1/3ではなく、1/2すなわちモニターの中心が目線に来るように指導していましたが、上を見上げる動作が多くドライアイのような症状が増加したので、現在はモニター上1/3ということになっています。

モニターの下に分厚いイエローページや使っていない辞書か何かを積み重ね、その上に置くと簡単で効果的にモニターの昇降ができます。もちろん市販されているPCモニター台を使うのも効率的です。

姿勢良く座り、肘が90度、モニターの上1/3が目線のところにきているか、同僚やご家族の方に真横からチェックしてもらってください。

ただし、地震の際に不安定でモニターが倒れてしまうかもしれませんので、安定性には十分注意するようにしてください。

ノートパソコンを普段から使用している人も多いと思いますが、ノートパソコンは、この肘90度、モニター1/3の法則が残念ながら通用しません。

ノートパソコンは人類史上偉大な発明ですが、身体には非常に悪いものといえるのかもしれません。

ノートパソコンの場合、モニター1/3を目線に持ってくると肘の90°が保てないので、ノートパソコンはただのモニターとして使い、外付けのキーボードを使用されることをおすすめしています。

カフェなどで仕事をされる場合は難しいと思いますので、なるべく高い位置でノートPCのモニターを使用、もしくは椅子を下げて対応しましょう。

皆さんいかがでしたか?

これを見ている人のほとんどは、モニターの位置が低い所にあるはずです。

最初は面倒くさいかもしれませんが、一度自分のサイズに変えてしまえばあとはいつの間にか肩こりや腰痛が少なくなっていることに気が付くはずです。
さあ、あなたも今すぐモニターの位置を変えて、あなたの人生も変えてしまいましょう。



☆友広 隆行

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