高齢出産ママが美しくなるエクササイズ(2) 骨盤をゆるめる
2017年1月5日
こんにちは!美骨盤トレーナーの岡橋優子です。
35歳以上で出産したママたちを、私は尊敬と愛情を込めて「レイトデビューママ(遅咲きママ)」と呼んでいます。
前回は「骨盤を締める」エクササイズを紹介しましたが、今回はその逆、「骨盤をゆるめる」エクササイズを紹介します。
筋肉は、硬くなることと弱くなることが得意です。運動不足だけでなく、年齢とともに古びたゴムのように弱く硬くなり、体気が重くなったり、あちこちが痛くなったり、そのうち何をしてもだるさが取れなくなります。
レイトデビューママを悩ませる腰痛や慢性的な疲労感は、この硬さが原因かもしれません。骨盤をゆるめるエクササイズを赤ちゃんと添い寝をするときなどに積極的に取り入れてみましょう。
骨盤をゆるめる“骨盤フラダンス”
①足を軽く開いて仰向けに寝転びます。
②両手を腰にあて、片方をかかとのほうへ押し下げます。
③左右交互にフラダンスをするように自然な呼吸で動かします。
④左右5~10回繰り返します。
「骨盤をゆるめる」ことで得られる3つの効果
そもそもあなたの骨盤が、どれほどゆるんでいるか締まっているかは外から見て分かるものではありません。
専門家による丁寧な触診や産前との比較がなければ明言することは難しいでしょう。でも、産後の育児は重労働。骨盤を動かして硬い筋肉をゆるめることで、心と身体に3つの効果を期待できます。
1. 腰痛・肩こりを予防する
育児で何がつらいかといえば、腰痛・肩こりですね。
毎日大きくなる赤ちゃんを抱っこしたり、たくさんの荷物をもってお出かけしたり腰や背中はカチカチになります。硬くこわばった筋肉は動きづらいだけでなく、血行不良を起こし痛みを感じるようになります。腰痛や肩こりで悩まない身体づくりをして育児を快適に。
2. 左右差をリセットする
身体は左右対称に骨や筋肉がついています。けれど、どちらも同じように使うことは少ないものです。
よく使う筋肉は疲れやすかったり、使わない筋肉は硬くなったり、気づかないうちに左右の筋肉にクセが出てきます。
寝転んでユラユラと動かしてゆるめることで左右のひずみをリセットし、バランスの良い身体に戻していきましょう。
3. 気持ちをほぐす
赤ちゃんとの毎日はストレスの連続。レイトデビューママは真面目で一生懸命な傾向がありますので、自分をダメなママと責めることもあるようです。
そのストレスはやがてカラダの疲れを倍増させることでしょう。
筋肉をゆるめると心もゆるみ、ホッとします。
骨盤からゆるめていくと、背骨から肩回り、股関節から足全体へとゆるんで、全身がふわ~と安らぐのを感じるでしょう。
イライラしていた自分が嘘のように、赤ちゃんの寝顔を見ると「ごめんね・・・」とつぶやいて、その可愛さに涙が出ることもあるのではないでしょうか。
毎日がんばっているママにこそ、心地よい時間が必要です。
1日1回、心と身体をゆるめるエクササイズをしてみてください。
☆岡橋 優子