フィットネスビジネス本誌・ツアー・セミナー

フィットネスクラブ経営をサポートする専門誌【クラブマネジメント】

「クラブマネジメント」タイトルロゴ
Vol.3.No.5,1997(通巻第12号)   SEPTEMBER-OCTOBER
米国 CLUB SUCCESS 提携誌

Vision 最高のものをつくりあげる
視点
The Sports Club Company CEO Mike Talla

メンバーを最高の施設やサービスで迎えるために、まず立地にこだわるタラ氏。「気に入った土地の獲得には何年もかけて交渉する」という。「研修センターを設け、従業員のトレーニングなどを行い、クラブのサービスのレベルを常に向上させてゆく」等、同氏のクラブ運営における頑な考え方も紹介する。

Key Factor 戦略志向経営
特集

マイケル・ポーターが説く、「差別化かコストリーダーシップかのいずれかに集中した戦略コンセプトを構築し、その実践を図る」という主張は、「ほとんど戦略がない」と言われる日本のクラブ経営者にも聞き入れられるべき意見である。今回は、そうした戦略フレームを構築し成功を収めている、ウエスタン・アスレチッククラブ社からネスター・フェルナンデス氏を招き、戦略志向の経営とはどのようなものなのか、実例をあげながら紹介する。

Marketing 連載A アメリカのクラブの運営組織
マーケティング戦略
石川友行(American Club Information)

アメリカのクラブ運営は日本のそれと大きく異なっている。アメリカの合理主義的な経営を敬遠する日本の経営者が多い中、近年、グループインセンティブ制など、日本的なコンセプトを取り入れたアメリカのビジネスの復活が注目されている。今回は、「専門性の高いスタッフが集団となって同じミッションに向かってそれぞれの職務を遂行し、時には助け合いながら顧客のニーズに応える」という新アメリカ方式のクラブ運営を紹介する。

Club Success News 12日間フィットネス"で成果を上げよう
海外情報
本誌提携米国『クラブサクセス』誌からの情報

最も成功率の高いキャンペーンとして、"12日間フィットネスキャンペーン"は世界各地で実施されている。今回は『クラブサクセス』誌に掲載された、ジム・スミス氏による注目のキャンペーン3例について紹介する。ここでは実際に成功しているクラブの実例を知ることによって、クラブ運営のための参考とする。また、応用すれば日本のクラブでも十分役立つと思われる、パンチカード、無料ギフト、記録カードなど様々なアイデアを紹介する。

Key Person セールスに惹かれた男
人物
五十苅知博((株)フィットネスマネジメント)

「インストラクターの人って、あまり給料高くないんでしょう」。当時の恋人にそう言われて始めた会社も倒産し、セールスの世界へ入った五十苅氏。館内セールスのプロとして活躍する同氏は、プロレスの世界に入ったり、20代で8,700万円もの年収を得るなど、業界きっての数多くの経験をしてきた。今回は、それら多難な経験を巡りながら、同氏の卓越したセールステクニックとパワーの原点を探る。

Service 脇役にこだわれ
サービス
小柳剛照(商業アドバイザー)

店が繁盛しているわけは立地がよいだけでなく、他にも理由がある。今回は、客の多いカツ丼屋の繁盛の理由をあげながら、フィットネスクラブの業績向上へのヒントを示唆する。

Opinion from Networker 人材養成チャチャチャ
リーダーからの意見
平田豪成 東京スポーツ・レクリエーション専門学校常務理事

人材養成には何が必要とされるのか?今回は、スポーツ・レクリエーション業界の明日を支える人材養成を生きがいとする平田豪成氏が、人材養成のためのチャチャチャ(チェンジ、チャンス、チャレンジ)を紹介する。

Finance 連載B 資産
財務管理
株式会社エフ・ブレイン・システム 尾藤税務会計事務所代表取締役 尾藤文隆

「資産とは資金運用であり、企業はお金を物に変えてお金を稼ぐことを目的としている」。今回は資産とは何であるのかを示した上で、会社の資産および損益の表を使い、他の企業と比較しながらフィットネスクラブの経営について考える。

Recommended Book 望月美佐緒((株)ルネサンス企画スタジオアドバイザー)
一生感動一生青春
この一冊

「感動とは、常に自分が自分の主役となって、イキイキはつらつと動くこと」と述べる相田みつを氏による「一生感動一生青春」は、常に望月氏を励まし勇気づけてきた。望月氏が『バイブル』とする本書に、感動を与えるようなパフォーマンスをしたいという同氏のポリシーの原点を覗く。