FITNESS BUSINESS

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小規模業態の戦略 データ化と運動メニュー標準化でニーズを掴む

2016.11.07 月 トレンドサービス

milonを利用して実施した運動データはすべて個人データとてクラウドサーバーへ記録されるため、自分がどれだけ運動しているか確認することが可能である。また、活動量計のPolarや、体組成計のInBodyとも連携しており、ジム内の運動データだけでなく、ジム外での運動の記録も合わせて管理することができる。会員には入会時に、ICチップが登載された独自の「スマートカード」が渡される。ICカードには各人に適した負荷(重量)や稼動域などの情報がすべてインプットされており、トレーニング開始時にmilonへ挿入すると、自動的に重量調整やスタートポジションがセッティングされる。このため、ほとんどすべてのトレーニングが自動化されるため、店舗運営においても、人件費などのランニングコストを抑えることができる。


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「クラブは午前6時~午後0時までご利用いただけるようにしていますが、常駐しているスタッフ、トレーナーは1~2人程度です。milonはトレーニングメニューの表示、休憩時間管理など、すべてを自動で管理してくれるため、施設人員は必要最低限に抑えることができています。サークルトレーニングに特化したクラブのため、マシンエリアでよくあるような、利用するまでの待ち時間が発生することもありません。また、会員さまのほとんどは35分間のメニュー終了後、軽くストレッチなどを行って、お帰りになる方が多く、ジムの回転率も非常に高いです」(松岡氏)

データ管理と運動効果の高いトレーニングを提供するサーフィックは、社員向け健康管理サービスにおいて高い優位性を持つ。各ユーザーの運動情報をデータ化することで、企業側で運動効果の管理を行うことが可能なだけでなく、短時間で効果が実感できるサークルトレーニングメニューが標準化された状態で提供されるため、日常的に運動を行わない方に対しても習慣化へのハードルが低くなるだろう。さらに、保険者やフィットネスギア、サプリ、フィットネスウェアなどのサプライヤーなどと連携してプラットフォームを築き、課金ポイントを増やすことができれば、高いLTV(LifeTimeValue)を実現することもできるだろう。

健康増進という社会の追い風を味方とするためにも、フィットネスクラブではデータ化、運動メニューの標準化は今後の成長のキードライバーとなることは間違いないであろう。

【企画・構成】
株式会社クラブビジネスジャパン
オンライン事業部フィットネスビジネス編集部:庄子  悟

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