FITNESS BUSINESS

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データを活用しライフスタイルサポート型クラブへ アトリオドゥーエ たまプラーザ

2016.10.12 水 トレンドサービス

コミュニケーションのきっかけづくりに向けた工夫とは

すでに店舗への導入から約半年が経過し、利用者数も増えるなかで、お客さまの具体的な評価にはどんなことがあるのだろう。また、運用における課題はあるのだろうか。

「クラブ内外を問わず、日常の活動データが表やグラフで閲覧できるサービスは多くの方に喜んで利用いただいていると感じています。また、ご自身で体重や血圧などを定期的に記録していた会員さまからは『これまで医療機関に提出していた記録データが自動で記録できるのでとても便利だ』といったお言葉もいただいております」

「一方で、測定されたデータを“自分のみ”で閲覧するお客さまが多いといった部分は、今後、工夫が必要になると思っています。お客さまとのコミュニケーションのきっかけをつくるためには、スタッフとお客さまの間で測定データを手軽に共有できるような環境をつくっていくことが必要になります。これまでも、からだステーション利用者を対象とした体脂肪燃焼キャンペーンや、計測データをもとにした定期的なカウンセリングなどを実施することで、少しずつではありますが、つながりが生まれはじめていると感じていますので、この取り組みは今後も継続的に実施していきたいと思います」(比江島氏)

s_img_1053歩数やイベントへの参加によってポイントを貯めることができる

地域との連携で広がる可能性

からだステーションを利用することで、クラブ外での運動データの取得が可能となり、今後はさらなる活用シーンの創出が期待される。同店ではすでに既存の枠にとらわれない画期的な取り組みが行われている。

「東急スポーツシステムでは、サークル活動やイベント開催など、クラブ外での顧客接点を強化することで、会員のライフスタイルに寄り添ったクラブづくりに力を入れています。また、地域や街の健康づくりを積極的に推進しており、たまプラーザ店でもウォーキングやランニングなどのサークル活動に加え、地域の商店街や商業施設のテナント様と連携したイベントも定期的に開催しています。ちょうど9月も生活雑貨店やカフェとコラボレーションしたイベントを共同で開催する予定です」※2016年9月末時点

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「我々が目指しているのは『地域に住むお客さまの健康づくりをサポートするクラブ』です。その実現に向けては、クラブ内にとらわれずクラブ外での関わりも強めていき、既存の会員以外の方、他のクラブに所属されている方であっても参加してもらえるような機会をつくっていきたいと思っています。今後は、より一層ライフスタイルの中にフィットネスが浸透してくる時代となるため、クラブ会員という既存の枠ではなく、“地域の健康づくり”をキーワードにクラブ外の活動を一層推進していきたいと思います。将来的にはこうしたイベントでもからだステーションを利用し、“運動効果の見える化”を行っていくことで運動へのモチベーションを高めていければと思います」(比江島氏)

積極的なクラブ外活動を推進することで、地域の健康ステーションとしての役割を担いつつあるアトリオドゥーエ たまプラーザ。その成長ドライバーとしてからだステーションが担う役割は非常に大きい。

【企画・構成】
株式会社クラブビジネスジャパン
オンライン事業部フィットネスビジネス編集部:庄子  悟

【インタビュー・協力】
東急スポーツシステム株式会社
アトリオドゥーエ たまプラーザ支配人
比江島 光氏

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