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【音響・映像・照明】空間演出ができる音響・照明を採用

2018.01.22 月 トレンドサービス

東京都日野市で32年前から運営していたトムスポーツクラブが、’17年8月移転・新設した。新施設のスタジオでは株式会社エヌエスイー(以下、NSE)
のサウンドシステムWRAPSOUN®と、照明システムLight3 systemを導入。お客さまやインストラクターから好評を得ている。

【今回お話しを伺った方】
株式会社スポーツアカデミー トムスポーツアカデミー 所長 迎 武秀氏

移転・新設に伴い、空間演出ができる音響・照明を採用

1985年にオープンしたトムスポーツクラブは、老朽化により1㎞ほど離れた現在の場所に移転し、昨年8月にトムスポーツアカデミーとしてオープンした。同クラブ所長の迎武秀氏は、オープンにあたっていくつものフィットネスクラブに見学に行き、新しい施設づくりに活かしていった。なかでも大きく変えたのがスタジオで、約60坪のAスタジオにはWRAPSOUN®とLight3 systemを、約38坪のBスタジオにはWRAPSOUN®を導入した。
「30年以上前にオープンしたクラブですから、旧施設のスタジオは、照明は簡単なスポットライト、音響はCDプレイヤー、アンプ、スピーカーでした。いくつかの施設を見学するなかで、LEDがカーテンに映るLight3systemを見てすごくレッスンの雰囲気がよいと感じました。音響に関してもWRAPSOUN®のことは以前から知っており、耳によいということで採用したいと思っていました」

音響や照明は費用対効果が計測しにくいため、社内からは「できるだけ低コストで」という意見もあったというが、音響や照明にこだわることで、スタジオレッスンに参加するお客さま満足度が向上すると、社内協議で導入が決まった。

「実際、スタジオレッスンに参加しているお客さまは、驚くとともに非常に喜んでくださっています。音響と照明だけが理由ではないと思いますが、以前は少なかった若年層を中心に参加者が増えています。また、お客さま以上に喜んでいるのがインストラクターです。音響や照明でスタジオの雰囲気はまったく違います。簡単な操作で曲やコリオに合った空間演出ができ、レッスンが今まで以上に盛り上がっています」

均一な音響により、場所とりが減少


キッズスクールの保護者から好評WRAPSOUN®の特徴は、広範囲に均一に音が届くこと。一般的な音響システムでは、スタジオ内で聞こえやすいゾーンと聞こえにくいゾーンが出てきてしまうが、同社のシステムは場所による音圧差がない。

「音響を変えたことで、スタジオ内での場所とりをする方が少なくなりました。以前は聞こえ方によって場所を選んでいた方もいたようですが、今はそのようなことはありません。また、webサイトでも“耳によい音響システム”と謳っていることもあり、ダンススクールに通わせたいという保護者からの問い合わせが増えました」

やわらかな光の照明を採用 照明と音響の連動でレッスンに没頭


カーテンに映すタイプの照明は、同社が5年ほど前から提供しているもので、やわらかな光が特徴である。「様々なタイプの照明がありますが、当クラブのお客さまは比較的高齢の方が多いため、あまり派手すぎずやわらかなものが好まれるだろうと、これを選びました。スタジオの後ろのカーテンにLEDが映り、前にある鏡にも映ります。Light3 systemを導入しているAスタジオでは、エアロビクスやヨガ、レズミルズプログラムを展開していますが、ヨガなどのときは揺らぎプログラム、エアロビクスやダンス系、格闘系プログラムのときはアクティブプログラムといったように、インストラクターがパターンを選んで雰囲気づくりを行っています。また、照明プログラムは色彩効果を取り入れており、より一層運動効果を高めることが期待できます。音響と照明が連動してパターンが組まれているので、調和がとれていてレッスンに没頭しやすいようです」

フィットネスクラブのエクスペリエンスを高めるためにもAVL(Audio・Visual・Lighting)は効果的であり、最近では多くのフィットネスクラブが空間演出にも注力している。そのようななか、NSEが提供するAVLシステムを導入することで、お客さまの体験価値を高めることができるだろう。